LET_KANTO 外国語教育メディア学会関東支部

特別研究研修部会

LET関東支部2014年度第1回特別研修会

日時2014年12月13日(土) 15:00-16:00場所東洋大学白山キャンパス6号館1階 第3会議室
講師山村 公恵 氏 (東京大学大学院生)

日時: 2014年12月13日(土) 15:00~16:00
場所: 東洋大学白山キャンパス6号館1階 第3会議室
(都営地下鉄三田線「白山」駅徒歩5分,東京メトロ南北線「本駒込」駅徒歩5分,都営地下鉄三田線「千石」駅徒歩8分)
(第3会議室は,講師控室向かって右隣の部屋になります)
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講師: 山村 公恵 氏 (東京大学大学院生)
発表題目: 科学英文執筆における妥協と断念の方略に関する考察
概要: 科学分野において研究成果を国際的に発表するためには、英語論文の執筆が必須であり、非英語母語話者の研究者には英文執筆指導が必要である。第二言語による英文執筆については、Hyland(2004)がgenre-based approachに基づくfeedbackの有効性を提唱している。しかし、科学分野を専門としない語学講師には、専門分野の知識の欠如や指導環境により、実践困難な場合がある。そこで、本研究では、科学分野が専門ではない語学講師が、科学英文執筆に対してgenre-based approachの観点からfeedbackを行う際の指導要点を、書き手の内観報告から特定することを試みた。日本語母語話者の理系大学院生に英作文課題を与え、作業の様子を録画し、刺激再生法を用いた面接、半構造化面接及び質問紙調査を行なった。刺激再生法を用いた面接の発話を書き起し、分類した結果、「妥協」及び「断念」と分類できる発話が抽出できた。これらの箇所が半構造化面接においても参加者に強固な記憶として残存していたことから、指導効果と学習効率が高い箇所であることが示唆された。科学分野を専門としない語学講師の場合、個々の書き手の執筆過程や方略を把握することで、genre-based approachに基づく執筆指導を補完できると考えられる。