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【LETメールマガジン 第100号 (2013年05月07日)
カテゴリー: LET Blog Archives
投稿者: 名ばかり編集長
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【LETメールマガジン 第100号】■□■□■□■□■□2013年5月7日配信
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■□■□■□■-------------祝 100号!!-------------■□■□■□■□
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2005年1月10日にはじまったLETメルマガが本日で100号に到達しました!
これも読者の皆様のご支援と、各支部からの情報を毎月送ってくれるメルマ
ガ編集員の皆様のおかげです。どうもありがとうございました。
記念すべき創刊号は、以下のサイトにございます。
http://j-let.org/~wordpress/index.php?itemid=55&catid=22
創刊号から The Treasure Hunt Club に原稿を届けてくれているMarcel 先生
には感謝しきれません。いつもありがとうございます!
当時と現在を比較すれば、テクノロジーは大きく進化しました。同時に、英
語教育を取り巻く環境も激変しました。こうした変化の潮流の中でも、メル
マガという手段で読者のみなさまに情報をお届けできるのは、本学会が努力
をし続けてきたからではないでしょうか。
次の200号発行へのエールを込めて記念すべき100号をお届けしました。
お楽しみください。
□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ 第100号のもくじ
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ No. 65 支部企画 九州・沖縄支部
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
英語母語話者と日本人学習者における受動文の用法比較
―認知言語学と英語教育学的観点から―
冬野 美晴(西南学院大学)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ The Treasure Hunt Club No. 93
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
May 2013 Treasure Hunt
Twitter as a PLN / PLE
Marcel Van Amelsvoort
神奈川県立国際言語文化アカデミア
Kanagawa Prefectural Institute of Language and
Culture Studies
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ 支部研究部会情報
□ 関西支部
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ 支部研究大会情報
□ 関西支部
□ 九州・沖縄支部
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ お知らせ
□ 第53回外国語教育メディア学会全国研究大会について
□ 2013年度 年会費振込のお願い
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ 研究員・研究者・教員公募
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ 編集後記
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【LETメールマガジン 第100号】■□■□■□■□■□2013年5月7日配信
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□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ ■ No. 65 支部企画 九州・沖縄支部
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英語母語話者と日本人学習者における受動文の用法比較
―認知言語学と英語教育学的観点から―」
冬野 美晴(西南学院大学)
本研究プロジェクトは、2011〜2012年度の外国語教育メディア学会(LET)九
州・沖縄支部プロジェクトとして助成を受け、英語の心理動詞受動文(例:
John was surprised at/by the news.)の用法について調査研究を行いまし
た。英語母語話者と日本人英語学習者による用法をコーパスデータに基づい
て調査し、認知言語学的観点から分析することで、英語教育に役立つ示唆を
得ることを目的としました。研究チームは、川瀬義清(西南学院大学)と冬
野の二名でした。
英語の受動文は、日本人英語学習者が英語の文法項目で苦手とするものの一
つであると指摘されています。中でも特に、主語の感情や心理的な反応を表
す心理動詞受動文は、共起する前置詞が多種多様であるなど理解しにくい側
面があります。たとえば、be + surprisedの心理動詞受動文には、後続要素
として前置詞byやatが共起しますが、学校英語教育の現場では、前置詞をど
う使い分けたらよいかという部分までは充分な指導がされていない現状があ
ります。
このような背景のもと、本研究プロジェクトでは、心理動詞受動文のよりよ
い指導法を探る基盤とするため、まず英語母語話者データと日本人英語学習
者の英作文データを基に心理動詞受動文の用法の違いを確認しました。更に、
異なる前置詞が用いられる場合、その背後にどのような要因があるのかを調
査しました。本プロジェクトの研究概要は以下の二点です。
1. 心理動詞受動文の用法について英語母語話者データ(BNC)と日本人英語
学習者コーパス(JEFLLC、NICE等)のデータを比較し、特に前置詞の現れ方
に違いがあるかどうかを検証した。
2. 英語母語話者データ(BNC)を用いて、心理動詞受動文に後続する前置詞
atとbyの目的語要素を抽出し、各前置詞が用いられる際にどのような要因が
見られるのか考察した。
まず、2011年度に、心理動詞受動文における前置詞の使い分けについて、
BNCと日本人学習者コーパスのデータを収集しました。具体的なデータ収集の
対象は、日本の検定済高校英語教科書に出てくる心理動詞過去分詞14語と、
心理動詞受動文で用いられやすい前置詞5語としました。初めに対象の過去分
詞が受動文として用いられている頻度を調べ、次に各過去分詞と各前置詞の
共起頻度を調査しました。2012年度の初めに、収集したデータに対して統計
処理を行い、BNCと日本人学習者コーパスそれぞれについて、過去分詞と前置
詞の結びつきの特徴を調べました。分析結果から、心理動詞受動文における
前置詞の使用に関して、BNCにおける用法では日本人学習者コーパスのデータ
よりも前置詞の選択がよりフレキシブルであり、コンテキストに応じて複数
の前置詞が使い分けられている傾向にあることが確認されました。
次に、心理動詞受動文における前置詞の使い分けについてより深く考察する
ため、BNCを用いて、11語の心理動詞過去分詞について、後続する前置詞atと
byの目的語を調査しました。調査したデータを基に、各前置詞に特有の高頻
度な共起目的語を分析すると、前置詞byに特有の目的語と前置詞atに特有の
目的語には異なる傾向が見られることが明らかになりました。
まず、前置詞byに特有の目的語には、the news、the result、the ideaなど、
すべての目的語が「定冠詞+名詞」であるという特徴が見られ、心理動詞受
動文において主語の感情を引き起こす要因となった出来事やモノそのものが
現れやすいことがわかりました。それに対して、前置詞atに特有の目的語に
は、how many、how quicklyなど、出来事そのものというよりも、出来事がど
のようであったかを示す表現が多く現れていることが明らかになりました。
これらのことから、心理動詞受動文における前置詞の選択には、話し手が事
態をどのように捉えたかが反映されていると言えます。
これまで日本の学校英語教育では、心理動詞受動文における前置詞の使い分
けについて、どのように使い分けるのかという点について充分な議論がなさ
れておらず、具体的な指導が難しい現状がありました。そこで、本調査の結
果は今後の英語教育へ有効な示唆となると期待されます。
本プロジェクトの詳細を学術論文としてまとめたものが、LET Kyusyu-
Okinawa Bulletin第13号に掲載予定です。支部からは2年間にわたって厚いご
支援を頂戴し、改めまして深く御礼を申し上げます。また、紀要編集委員の
皆様、匿名の査読委員の皆様をはじめ、関係者の方々には大変お世話になり
ました。本当にありがとうございました。
□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ The Treasure Hunt Club No. 93
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
May 2013 Treasure Hunt
Twitter as a PLN / PLE
Marcel Van Amelsvoort
神奈川県立国際言語文化アカデミア
Kanagawa Prefectural Institute of Language and
Culture Studies
A Personal Learning Environment (PLE) (sometimes called a Personal
Learning Network (PLN)) is a collection of connected resources (
people, blogs, journals, etc.) through which a person manages his or
her own learning online. In other words, it is a set of online
connections to help a person learn whatever they are interested in.
Recently, most people seem to be connected via some social
networking services (SNS), usually including Twitter, along with
blogs, webzines (such as http://paper.li/), or curating sites (such
as http://www.scoop.it/). This has created a level of connectivity
and quick transfer of information that is surprising compared to
even five years ago.
But creating a PLN, while it seems natural for many teachers, is an
intimidating challenge for others. Many teachers do not feel a
strong need to have a SNS presence, and some teachers who are active
online, have not taken advantage of the benefits of social media for
learning for professional development. In my job as a high school
and junior high school teacher trainer, I meet many teachers who
need to be convinced of the benefits of a PLN. I always suggest
people create a dedicated professional development Twitter account,
follow a few people and organizations, and see if it works for them.
In order to convince people, I usually just show them some of the
wonderful resources that have come to me via Twitter in the past
week, which is what I'd like to do in this column.
First up is another comic strip maker, Make Beliefs Comix, that
supports English and several other European languages. The art is a
little limited, but it's very professional and the interface is easy
to use. http://www.makebeliefscomix.com/
Next is Textivate, a site that allows you to manipulate written
texts to create worksheets or materials for other activities. You
input your text and then choose the type of gap-fill output you
would like. You really need to give it a try to see what it can do.
For those times when you need a cloze exercise, this site can really
save you some time. http://www.textivate.com/
If you would like to have your grammar checked, GrammarBase can do
it for you. Just input your text and hit the button. It's not
perfect (no grammar checker ever seems to be…) but as a free tool
it's pretty good. http://www.grammarbase.com/
Looking for some short factual texts to help you practice listening
and/or reading? Then this site by the California Distance Learning
Project can be a good resource for you. There are hundreds of
listening texts here across many topics, and this site would be
great for self-access study.
http://www.cdlponline.org/index.cfm?fuseaction=homepage
And finally, here are two websites where you can create those fancy
quotation images that are so common on Facebook and other SNSs these
days. Just add your quotation and choose the styles you want. Then
share. Quotes Cover
(http://quotescover.com/#sthash.4jm97967.MZgFAEcH.dpbs) and
Quozio http://quozio.com/
This is just a small fraction of the suggestions that came to me
this week via Twitter. If you want to get started and are not sure
what to do, Russell Stannard of the wonderful Teacher Training
Videos website will walk you through the whole process in his series
on how to set up and get running with Twitter.
http://www.teachertrainingvideos.com/twitter1/index.html
That's it for this month. You can find me on Twitter at @Marcelva.
For public junior and senior high school teachers, my institute is a
great source of bilingual tweets: @AcademiaEFL
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■ 支部研究部会情報
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□ 関西支部
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■ 基礎理論研究部会 2013年度第9回研究例会
日時:2013年 5月 26日(日)例会:13:30-16:30
※プロジェクトメンバーの方は10:30までにご参集ください。
※今回は、研究発表が先、文献輪読が後の順(通常と逆)になっています。
場所:関西学院大学大阪梅田キャンパス(K.G.ハブスクエア大阪)
10階1002教室
( http://www.kwansei.ac.jp/kg_hub/index.html )
詳細は支部研究部会のページをご確認ください。
http://www.let-kansai.org/htdocs/?page_id=74
■ 早期英語研究部会 2013年度第2回研究会
日時: 2013年6月8日(土)午後13:00〜17:30
場所: 大阪市立大学文化交流センター小セミナー室 (大阪駅前第2ビル6階)
( http://www.osaka-cu.ac.jp/info/commons/access-umeda.html )
内容:早期英語教育に関する概論書を読み、アクティビティ集からトピック
と手法を選んで模擬授業をする「理論と実践」の二本立ての研究会を開催し
ていきます。
詳細は支部研究部会のページをご確認ください。
http://www.let-kansai.org/htdocs/?page_id=78
■ メソドロジー研究部会 2013年度第1回研究会
日時: 2013年6月15日(土)午後13:00〜17:30
場所: 関西大学岩崎記念館 2階 CALL-1教室
詳細は支部研究部会のページをご確認ください。
http://www.mizumot.com/methodology/index.php/meeting
■□■ 2012年度 報告論集が発行されました ■□■
http://www.mizumot.com/methodology/index.php/report/archives/3
■ 英語発音教育研究部会 第53回研究会
日時: 2013年6月30日(日)午後13:00〜17:00
場所: 西宮プレラホール5階会議室(阪急西宮北口 南へ徒歩5分)
( http://amity.nishi.or.jp/plela/index.html )
詳細は支部研究部会のページをご確認ください。
http://www.let-kansai.org/htdocs/?page_id=77
□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ 支部研究大会情報
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
□ 関西支部
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LET関西支部では、2013年5月11日(土)、同志社女子大学(今出川キャンパ
ス)において春季研究大会を開催いたします。
基調講演には東京大学の斎藤 兆史 先生(東京大学)をお招きする予定です。
ワークショップ、研究・実践発表等、内容も充実しております。
大会の詳細につきましては、http://www.let-kansai.org/をご覧ください。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
□ 九州・沖縄支部
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
第43回九州・沖縄支部研究大会を、次のように開催
いたします。みなさまのご参加をお待ちしております。
日時:2013年6月8日(土)10:00 〜18:30
会場:西南学院大学言語教育センター
福岡市早良区西新6-2-92
http://www.seinan-gu.ac.jp/campusmap/gogaku.html
資料代:LET会員無料 / 非会員1,000円 / 非会員(学生)500円
大会テーマ:コーパスを活かした英語教育
10:20〜11:20 ワークショップ
「授業におけるiPadの活用」
講師:中村 砂織(Well株式会社)
13:00〜14:20 講演
「中間言語研究への新しいアプローチ:SLAとコーパスの架橋」
講師:石川 慎一郎(神戸大学)
15:00〜16:40 研究発表・実践報告 6件
16:50〜18:20 シンポジウム
テーマ:「コーパスを活かした英語教育」
コーディネーター・パネリスト:長 加奈子(北九州市立大学)
パネリスト:鈴木 千鶴子(長崎純心大学)
パネリスト:石川 有香(名古屋工業大学)
パネリスト:冬野 美晴(西南学院大学)
18:30〜20:00 情報交換会(西南クロスプラザ2F)
参加費 4,000円(学生半額)
ワークショップと情報交換会は事前申込制です。
詳細につきましては,支部ホームページをご覧下さい。
http://www.j-let-ko.org/htdocs/
□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ お知らせ
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□ 第53回外国語教育メディア学会全国研究大会について
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
期日:平成25年(2013年)8月7日(水)〜9日(金)
場所:文京学院大学 本郷キャンパス http://www.u-bunkyo.ac.jp/
大会ウェブサイト
http://conf2013.j-let.org/
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
□ 2013年度 年会費振込のお願い
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
会員のみなさまのお手元にはすでに2013年度 年会費振込のご案内が届いてる
ことと思います。各自内容をご確認頂き、会費振込手続きをお願いいたしま
す。
尚、新年度から会員情報に変更のある方は、学会データベースの更新もお願
いいたします。学会データベースへは、学会HPよりログインすることができ
ます。
□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ 研究員・研究者・教員公募
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
公募情報を以下のサイトにまとめました。
http://j-let.org/~wordpress/index.php?catid=9&blogid=1
□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■編集後記
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
社会と高等教育機関の接続関係の再編に、これまでになく英語教育が注目を
集めています。近隣アジア諸国の成長と変化、国内企業の海外移転の動向な
ど、外部環境の変化に意識を向けつつ、目の前の学生の英語力、多忙な中学・
高校の現場の様子など、耳を傾けるべき当事者たちの声も聞こえてきます。
第100号を記念する編集後記には気重なトピックではありますが、次の世代と
世界への想像力を持って、日本の言語教育のあり方を考える時期なのかもし
れません。
─────────────────────────
□メルマガ・バックナンバーは、LETメールマガジン・アー
カイブで閲覧できます。
http://j-let.org/~wordpress/index.php?catid=22&blogid=1
─────────────────────────
☆メルマガ退会・アドレス変更は、以下URLにてお願いい
たします。
http://www.j-let.org/→「LETメールマガジン」
→「ご案内」
─────────────────────────
LETメルマガ委員
【関東支部】
若有 保彦(秋田大学)
【中部支部】
小栗成子(中部大学)
犬塚 章夫(愛知県刈谷市立小垣江小学校)
【関西支部】
深田將揮(畿央大学)
佐々木 顕彦(関西学院中学部)
【九州・沖縄支部】
田口 純(筑紫女学園大学)
古村 由美子(長崎大学)
【本部メールマガジン・編集責任者】
住 政二郎 (流通科学大学)
【LETメールマガジン 第100号】■□■□■□■□■□2013年5月7日配信
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2005年1月10日にはじまったLETメルマガが本日で100号に到達しました!
これも読者の皆様のご支援と、各支部からの情報を毎月送ってくれるメルマ
ガ編集員の皆様のおかげです。どうもありがとうございました。
記念すべき創刊号は、以下のサイトにございます。
http://j-let.org/~wordpress/index.php?itemid=55&catid=22
創刊号から The Treasure Hunt Club に原稿を届けてくれているMarcel 先生
には感謝しきれません。いつもありがとうございます!
当時と現在を比較すれば、テクノロジーは大きく進化しました。同時に、英
語教育を取り巻く環境も激変しました。こうした変化の潮流の中でも、メル
マガという手段で読者のみなさまに情報をお届けできるのは、本学会が努力
をし続けてきたからではないでしょうか。
次の200号発行へのエールを込めて記念すべき100号をお届けしました。
お楽しみください。
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■ No. 65 支部企画 九州・沖縄支部
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英語母語話者と日本人学習者における受動文の用法比較
―認知言語学と英語教育学的観点から―
冬野 美晴(西南学院大学)
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■ The Treasure Hunt Club No. 93
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May 2013 Treasure Hunt
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Marcel Van Amelsvoort
神奈川県立国際言語文化アカデミア
Kanagawa Prefectural Institute of Language and
Culture Studies
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■ 支部研究部会情報
□ 関西支部
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■ 支部研究大会情報
□ 関西支部
□ 九州・沖縄支部
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■ お知らせ
□ 第53回外国語教育メディア学会全国研究大会について
□ 2013年度 年会費振込のお願い
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ 研究員・研究者・教員公募
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ 編集後記
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【LETメールマガジン 第100号】■□■□■□■□■□2013年5月7日配信
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■ ■ No. 65 支部企画 九州・沖縄支部
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英語母語話者と日本人学習者における受動文の用法比較
―認知言語学と英語教育学的観点から―」
冬野 美晴(西南学院大学)
本研究プロジェクトは、2011〜2012年度の外国語教育メディア学会(LET)九
州・沖縄支部プロジェクトとして助成を受け、英語の心理動詞受動文(例:
John was surprised at/by the news.)の用法について調査研究を行いまし
た。英語母語話者と日本人英語学習者による用法をコーパスデータに基づい
て調査し、認知言語学的観点から分析することで、英語教育に役立つ示唆を
得ることを目的としました。研究チームは、川瀬義清(西南学院大学)と冬
野の二名でした。
英語の受動文は、日本人英語学習者が英語の文法項目で苦手とするものの一
つであると指摘されています。中でも特に、主語の感情や心理的な反応を表
す心理動詞受動文は、共起する前置詞が多種多様であるなど理解しにくい側
面があります。たとえば、be + surprisedの心理動詞受動文には、後続要素
として前置詞byやatが共起しますが、学校英語教育の現場では、前置詞をど
う使い分けたらよいかという部分までは充分な指導がされていない現状があ
ります。
このような背景のもと、本研究プロジェクトでは、心理動詞受動文のよりよ
い指導法を探る基盤とするため、まず英語母語話者データと日本人英語学習
者の英作文データを基に心理動詞受動文の用法の違いを確認しました。更に、
異なる前置詞が用いられる場合、その背後にどのような要因があるのかを調
査しました。本プロジェクトの研究概要は以下の二点です。
1. 心理動詞受動文の用法について英語母語話者データ(BNC)と日本人英語
学習者コーパス(JEFLLC、NICE等)のデータを比較し、特に前置詞の現れ方
に違いがあるかどうかを検証した。
2. 英語母語話者データ(BNC)を用いて、心理動詞受動文に後続する前置詞
atとbyの目的語要素を抽出し、各前置詞が用いられる際にどのような要因が
見られるのか考察した。
まず、2011年度に、心理動詞受動文における前置詞の使い分けについて、
BNCと日本人学習者コーパスのデータを収集しました。具体的なデータ収集の
対象は、日本の検定済高校英語教科書に出てくる心理動詞過去分詞14語と、
心理動詞受動文で用いられやすい前置詞5語としました。初めに対象の過去分
詞が受動文として用いられている頻度を調べ、次に各過去分詞と各前置詞の
共起頻度を調査しました。2012年度の初めに、収集したデータに対して統計
処理を行い、BNCと日本人学習者コーパスそれぞれについて、過去分詞と前置
詞の結びつきの特徴を調べました。分析結果から、心理動詞受動文における
前置詞の使用に関して、BNCにおける用法では日本人学習者コーパスのデータ
よりも前置詞の選択がよりフレキシブルであり、コンテキストに応じて複数
の前置詞が使い分けられている傾向にあることが確認されました。
次に、心理動詞受動文における前置詞の使い分けについてより深く考察する
ため、BNCを用いて、11語の心理動詞過去分詞について、後続する前置詞atと
byの目的語を調査しました。調査したデータを基に、各前置詞に特有の高頻
度な共起目的語を分析すると、前置詞byに特有の目的語と前置詞atに特有の
目的語には異なる傾向が見られることが明らかになりました。
まず、前置詞byに特有の目的語には、the news、the result、the ideaなど、
すべての目的語が「定冠詞+名詞」であるという特徴が見られ、心理動詞受
動文において主語の感情を引き起こす要因となった出来事やモノそのものが
現れやすいことがわかりました。それに対して、前置詞atに特有の目的語に
は、how many、how quicklyなど、出来事そのものというよりも、出来事がど
のようであったかを示す表現が多く現れていることが明らかになりました。
これらのことから、心理動詞受動文における前置詞の選択には、話し手が事
態をどのように捉えたかが反映されていると言えます。
これまで日本の学校英語教育では、心理動詞受動文における前置詞の使い分
けについて、どのように使い分けるのかという点について充分な議論がなさ
れておらず、具体的な指導が難しい現状がありました。そこで、本調査の結
果は今後の英語教育へ有効な示唆となると期待されます。
本プロジェクトの詳細を学術論文としてまとめたものが、LET Kyusyu-
Okinawa Bulletin第13号に掲載予定です。支部からは2年間にわたって厚いご
支援を頂戴し、改めまして深く御礼を申し上げます。また、紀要編集委員の
皆様、匿名の査読委員の皆様をはじめ、関係者の方々には大変お世話になり
ました。本当にありがとうございました。
□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ The Treasure Hunt Club No. 93
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
May 2013 Treasure Hunt
Twitter as a PLN / PLE
Marcel Van Amelsvoort
神奈川県立国際言語文化アカデミア
Kanagawa Prefectural Institute of Language and
Culture Studies
A Personal Learning Environment (PLE) (sometimes called a Personal
Learning Network (PLN)) is a collection of connected resources (
people, blogs, journals, etc.) through which a person manages his or
her own learning online. In other words, it is a set of online
connections to help a person learn whatever they are interested in.
Recently, most people seem to be connected via some social
networking services (SNS), usually including Twitter, along with
blogs, webzines (such as http://paper.li/), or curating sites (such
as http://www.scoop.it/). This has created a level of connectivity
and quick transfer of information that is surprising compared to
even five years ago.
But creating a PLN, while it seems natural for many teachers, is an
intimidating challenge for others. Many teachers do not feel a
strong need to have a SNS presence, and some teachers who are active
online, have not taken advantage of the benefits of social media for
learning for professional development. In my job as a high school
and junior high school teacher trainer, I meet many teachers who
need to be convinced of the benefits of a PLN. I always suggest
people create a dedicated professional development Twitter account,
follow a few people and organizations, and see if it works for them.
In order to convince people, I usually just show them some of the
wonderful resources that have come to me via Twitter in the past
week, which is what I'd like to do in this column.
First up is another comic strip maker, Make Beliefs Comix, that
supports English and several other European languages. The art is a
little limited, but it's very professional and the interface is easy
to use. http://www.makebeliefscomix.com/
Next is Textivate, a site that allows you to manipulate written
texts to create worksheets or materials for other activities. You
input your text and then choose the type of gap-fill output you
would like. You really need to give it a try to see what it can do.
For those times when you need a cloze exercise, this site can really
save you some time. http://www.textivate.com/
If you would like to have your grammar checked, GrammarBase can do
it for you. Just input your text and hit the button. It's not
perfect (no grammar checker ever seems to be…) but as a free tool
it's pretty good. http://www.grammarbase.com/
Looking for some short factual texts to help you practice listening
and/or reading? Then this site by the California Distance Learning
Project can be a good resource for you. There are hundreds of
listening texts here across many topics, and this site would be
great for self-access study.
http://www.cdlponline.org/index.cfm?fuseaction=homepage
And finally, here are two websites where you can create those fancy
quotation images that are so common on Facebook and other SNSs these
days. Just add your quotation and choose the styles you want. Then
share. Quotes Cover
(http://quotescover.com/#sthash.4jm97967.MZgFAEcH.dpbs) and
Quozio http://quozio.com/
This is just a small fraction of the suggestions that came to me
this week via Twitter. If you want to get started and are not sure
what to do, Russell Stannard of the wonderful Teacher Training
Videos website will walk you through the whole process in his series
on how to set up and get running with Twitter.
http://www.teachertrainingvideos.com/twitter1/index.html
That's it for this month. You can find me on Twitter at @Marcelva.
For public junior and senior high school teachers, my institute is a
great source of bilingual tweets: @AcademiaEFL
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■ 支部研究部会情報
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□ 関西支部
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■ 基礎理論研究部会 2013年度第9回研究例会
日時:2013年 5月 26日(日)例会:13:30-16:30
※プロジェクトメンバーの方は10:30までにご参集ください。
※今回は、研究発表が先、文献輪読が後の順(通常と逆)になっています。
場所:関西学院大学大阪梅田キャンパス(K.G.ハブスクエア大阪)
10階1002教室
( http://www.kwansei.ac.jp/kg_hub/index.html )
詳細は支部研究部会のページをご確認ください。
http://www.let-kansai.org/htdocs/?page_id=74
■ 早期英語研究部会 2013年度第2回研究会
日時: 2013年6月8日(土)午後13:00〜17:30
場所: 大阪市立大学文化交流センター小セミナー室 (大阪駅前第2ビル6階)
( http://www.osaka-cu.ac.jp/info/commons/access-umeda.html )
内容:早期英語教育に関する概論書を読み、アクティビティ集からトピック
と手法を選んで模擬授業をする「理論と実践」の二本立ての研究会を開催し
ていきます。
詳細は支部研究部会のページをご確認ください。
http://www.let-kansai.org/htdocs/?page_id=78
■ メソドロジー研究部会 2013年度第1回研究会
日時: 2013年6月15日(土)午後13:00〜17:30
場所: 関西大学岩崎記念館 2階 CALL-1教室
詳細は支部研究部会のページをご確認ください。
http://www.mizumot.com/methodology/index.php/meeting
■□■ 2012年度 報告論集が発行されました ■□■
http://www.mizumot.com/methodology/index.php/report/archives/3
■ 英語発音教育研究部会 第53回研究会
日時: 2013年6月30日(日)午後13:00〜17:00
場所: 西宮プレラホール5階会議室(阪急西宮北口 南へ徒歩5分)
( http://amity.nishi.or.jp/plela/index.html )
詳細は支部研究部会のページをご確認ください。
http://www.let-kansai.org/htdocs/?page_id=77
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■ 支部研究大会情報
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□ 関西支部
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LET関西支部では、2013年5月11日(土)、同志社女子大学(今出川キャンパ
ス)において春季研究大会を開催いたします。
基調講演には東京大学の斎藤 兆史 先生(東京大学)をお招きする予定です。
ワークショップ、研究・実践発表等、内容も充実しております。
大会の詳細につきましては、http://www.let-kansai.org/をご覧ください。
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□ 九州・沖縄支部
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第43回九州・沖縄支部研究大会を、次のように開催
いたします。みなさまのご参加をお待ちしております。
日時:2013年6月8日(土)10:00 〜18:30
会場:西南学院大学言語教育センター
福岡市早良区西新6-2-92
http://www.seinan-gu.ac.jp/campusmap/gogaku.html
資料代:LET会員無料 / 非会員1,000円 / 非会員(学生)500円
大会テーマ:コーパスを活かした英語教育
10:20〜11:20 ワークショップ
「授業におけるiPadの活用」
講師:中村 砂織(Well株式会社)
13:00〜14:20 講演
「中間言語研究への新しいアプローチ:SLAとコーパスの架橋」
講師:石川 慎一郎(神戸大学)
15:00〜16:40 研究発表・実践報告 6件
16:50〜18:20 シンポジウム
テーマ:「コーパスを活かした英語教育」
コーディネーター・パネリスト:長 加奈子(北九州市立大学)
パネリスト:鈴木 千鶴子(長崎純心大学)
パネリスト:石川 有香(名古屋工業大学)
パネリスト:冬野 美晴(西南学院大学)
18:30〜20:00 情報交換会(西南クロスプラザ2F)
参加費 4,000円(学生半額)
ワークショップと情報交換会は事前申込制です。
詳細につきましては,支部ホームページをご覧下さい。
http://www.j-let-ko.org/htdocs/
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■ お知らせ
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□ 第53回外国語教育メディア学会全国研究大会について
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期日:平成25年(2013年)8月7日(水)〜9日(金)
場所:文京学院大学 本郷キャンパス http://www.u-bunkyo.ac.jp/
大会ウェブサイト
http://conf2013.j-let.org/
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□ 2013年度 年会費振込のお願い
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会員のみなさまのお手元にはすでに2013年度 年会費振込のご案内が届いてる
ことと思います。各自内容をご確認頂き、会費振込手続きをお願いいたしま
す。
尚、新年度から会員情報に変更のある方は、学会データベースの更新もお願
いいたします。学会データベースへは、学会HPよりログインすることができ
ます。
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■ 研究員・研究者・教員公募
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公募情報を以下のサイトにまとめました。
http://j-let.org/~wordpress/index.php?catid=9&blogid=1
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■編集後記
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社会と高等教育機関の接続関係の再編に、これまでになく英語教育が注目を
集めています。近隣アジア諸国の成長と変化、国内企業の海外移転の動向な
ど、外部環境の変化に意識を向けつつ、目の前の学生の英語力、多忙な中学・
高校の現場の様子など、耳を傾けるべき当事者たちの声も聞こえてきます。
第100号を記念する編集後記には気重なトピックではありますが、次の世代と
世界への想像力を持って、日本の言語教育のあり方を考える時期なのかもし
れません。
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http://j-let.org/~wordpress/index.php?catid=22&blogid=1
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【関東支部】
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