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【LET blog 第205号】 (2022年02月10日)
カテゴリー: LET Blog Archives
投稿者: つらい編集長つらい
【LET blog 第205号】
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みなさん、こんにちは。
まだまだ寒い日が続いておりますが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
今月号の支部企画は、関東支部からの:「物語文を扱うリーディング授業での工夫」です。
それでは、今月号の blog をどうぞご覧ください。
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■ 第205号のもくじ
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■ 支部企画:関東支部「物語文を扱うリーディング授業での工夫」
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■ 支部研究部会情報
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□ 九州・沖縄支部
■ 九州・沖縄支部 2021年度ワークショップ
□ 関東支部
■ 第3回 Google for Education ワークショップ
□ 関西支部
■ メソドロジー研究部会2021年度第3回研究会
■ 英語発音教育研究部会 第85回研究会
■ 中高授業研究部会 3月例会
■ 基礎理論研究部会3月例会
■ 早期英語教育研究部会 2021年度 第6回例会
■ 早期英語教育研究部会 特別講演会2022
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■ 研究員・研究者・教員公募
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■ 編集後記
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【LET blog 第205号】(続き)
http://j-let.org/~wordpress/index.php?itemid=1801#more
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【LET blog 第205号】
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■ 支部企画
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□ 関東支部:「物語文を扱うリーディング授業での工夫」
(藤永 史尚, 近畿大学)
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私のリーディングの授業では物語文を扱いますが,素材としてSherlock Holmesシリーズを用いています。受講者が英米文学専攻なので,他科目で同時代の作品を読む機会も多いと想定されるのと,シリーズ自体が定番中の定番ゆえに,関連資料も手に入りやすく教授者としても扱いやすいというのが主な理由です。一方で,学生にとっては,既にある翻訳や解説に簡単にアクセスできる作品なので「読んでストーリーをつかむ」ことだけに焦点化すると,やや面白みに欠けてしまうところがあるかもしれません。そこで,内容把握のための読解活動の他に,授業時間内外で取り組む課題としてディクテーションとサマリー・ライティングを取り入れて,学生が新鮮味を(多少でも)感じながら,原文を繰り返し読んで学習できるように努めています。
ディクテーションでは,BBC Radio 4のラジオドラマ版の音源を利用します。作品の原文とは異なる英語にはなりますが,同一の(あるいは,かなり類似した)表現や構文が使われています。原文との対応度が比較的高いところを含む部分を聞かせるようにすることで,読解活動との関連を持たせるようにします。書き取りをするにあたって学生は,原文の対応箇所を参照しながら音声を聞いたり,必要に応じて辞書を調べたり(例えば,原文に使われている単語の類義語を参照して音声に出てくる単語を推測したりする),学生同士で聞き取れない箇所について相談したりしながら,トランスクリプトを完成させるという作業をします。
サマリー・ライティングは,読んだ部分の内容(誰が何をしたか,どのような出来事があったか等)についての80-100語程度の英語要約を書きます。「話の内容を自分の言葉で説明しなさい」のようなざっくりとした指示でも活動は成立はしますが,私の場合は,次のような点を明示して指導をしています。
• 第三者的な視点で出来事を記述する。
• 内容を(簡潔に)述べるために必要な情報を取捨選択する。
• 必要に応じて原文の話法を変化させる(直接話法から間接話法に)
• 登場人物の一連の発言をまとめて,そのなかで述べられている内容や出来事を描写する。
• 原文の表現は可能な限りパラフレーズを試みる。
要約の英文を作るための内容把握だけではなく,原文を文法や語彙表現の観点から分析しながら読むことも意識させるようにします。また,説明的文章とは異なる物語文の特徴に学習者の注意を向けることも意図しています。
私の場合はSherlock Holmesのシリーズで行いましたが,他のどの作品でも似たようなことはできそうです。BBC Radio 4のラジオドラマについては,種類も豊富ですし(アマゾンでも取り扱いがあります),なかなか聞き応えもありますので,教材研究をしながら教授者自身も楽しめると思います。
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■ 支部研究部会情報
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□ 九州・沖縄支部
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■ 九州・沖縄支部 2021年度ワークショップ(オンライン開催)
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【タイトル】LET関西電語研 presents リモートワーク Hack 術お蔵出しスペシャル
【講 師】木村修平先生(立命館大学)
【開催日時】 2022年3月18日(金)10:00~
【参 加 費】会員、非会員ともに無料(どなたでもご参加いただけます)
参加ご希望の場合は、支部HPの登録フォームへご登録いただくか、メールにて事務局あてにご連絡ください。事務局よりリンク等の情報をお送りいたします。(申し込み締め切り:3月6日(日))
申し込み・問い合わせ先:
LET九州・沖縄支部事務局
林幸代(e-mail: sachiyoh.let.ko<ATMARK>gmail.com)
LET九州・沖縄支部
ホームページ:http://www.j-let-ko.org/
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□ 関東支部
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■ 第3回 Google for Education ワークショップ
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第3回Google for Educationワークショップを2月23日(水・祝日)にオンラインで実施します。今回は実践報告(小学校から大学まで)、実践報告に対するGoogleスタッフからのコメント、Google Workspeceの機能紹介、そしてハンズオンで構成されます。午前は実践報告、午後はハンズオンと2部構成となっておりますので、ご都合に合わせて参加頂くことが可能です。
ワークショップの詳細はLET関東支部のウェブサイトを御覧ください。
(http://www.kanto.j-let.org/)
参加登録は以下のフォームからお願いいたします。まずはLET会員からの登録とさせて頂きますが、来月中旬をめどに非会員の方の参加登録も開始します。
https://forms.gle/mtxsMhwbvdetCxPC6
お忙しい時期と思いますが是非ご検討下さい。皆様の参加をお待ちしております。
問い合わせ等はラーニングデザイン部会佐藤( tsato<ATMARK>cc.tuat.ac.jp )までお願いします(<ATMARK>を@に換えてください)。
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□ 関西支部
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■ メソドロジー研究部会2021年度第3回研究会
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時 :2022年2月25日(金)・26日(土)
場所:北海学園大学およびオンライン(Zoom)【ハイブリッド開催】
詳細は、以下のメソドロジー研究部会ホームページをご確認ください。
https://mizumot.com/methodology/
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■ 英語発音教育研究部会 第85回研究会
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日 時:2022年3月5日(土曜)13:00-16:00
場 所:オンライン開催
内 容:発表「なぜ英語イントネーションとGDMの本を出版したのか」
発 表 者:伊達民和 プール学院大学(現 桃山学院教育大学)名誉教授
参加申込:部会長 有本 純 ※<ATMARK>を@に置き替えてご利用下さい。
お名前(ご所属)、LET会員・非会員の区別を2月28日までにご連絡ください。
折り返し、ZoomのURLと発表要旨をお送りします。
ご参考:伊達先生の近著
「教室の英語音声学:英語のイントネーションの理解に向けて」
「実践的な英語の学び方・教え方:通訳修行、GDM教授法、イントネーションの視点から」
「GDMで英語の授業が変わる:英語脳を育てる理論と実践」
詳細は、以下のウェブサイトをご覧ください。
http://www.let-kansai.org/htdocs/?page_id=77
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■ 中高授業研究部会 3月例会
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京都教育大学英語の教え方研究会:自由と創造 第5回例会 & 外国語教育メディア学会関西支部中高授業研究部会 3月例会
日 時:2022年3月6日(日)15:00-16:30 Zoomによるオンライン開催
内 容:「ICTと言語の身体性」西本有逸(京都教育大学)
「ICTを文房具のように使う」今西竜也(京都教育大学附属京都小中学校)
参加費:無料
要予約:下記問合せ先へ前日までにメールによる
問合せ先:京都教育大学 西本有逸(yuitsuアットマークkyokyo-u.ac.jp)
詳細は、以下のウェブサイトをご覧ください。
http://www.let-kansai.org/htdocs/?page_id=75
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■ 基礎理論研究部会3月例会(第11次 基礎理論研究部会第15回研究例会)(エモーション・デー)
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(For information in English, please click on the link below: https://let-kansai-fmt-sig.blogspot.jp)
日 時:2022年 3月13日(日)例会:15:30-18:30
*時差の都合上、普段の例会と開催時間が異なっておりますため、ご注意ください。
*時間厳守でお願い致します。
内 容:
ニトラの哲人コンスタンティヌス大学(スロバキア)より外国語学習における感情研究の専門家を招待しての開催となります。
Presentation #1
The Influence of Psycho-social Training on Foreign Language Pronunciation Anxiety
by Prof. Zdena Kráľová & Prof. Anna Tirpáková (Constantine the Philosopher University in Nitra, Slovakia)
Presentation #2
Emotionally Competent Stimuli in Foreign Language Learning
by Dr. Jana Kamenická (Constantine the Philosopher University in Nitra, Slovakia)
会 場:Zoom利用によるオンライン開催の予定です。
下記「参加希望フォーム」にご回答いただいた方に、メールでアクセス方法をお送りいたします。
参加希望フォーム:https://forms.gle/6pWidTS5VbczrPZf9
フォームへのご回答は例会開催の前日の17:00までにお願いできますと幸いです。
ご回答いただきました情報に基づいて、前日中にZoomミーティングルームへのリンクをお送りさせていただきます。
また、もし上記の締め切りを過ぎてご回答いただいた場合でも、追ってZoomミーティングルームへのリンクをお送りさせていただきますが、すぐに対応ができない場合もございますのでご了承ください。
発表内容詳細などについては次のウェブサイトをご参照ください。
https://let-kansai-fmt-sig.blogspot.com/2022/01/march-13-2022-international-meeting.html
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■ 早期英語教育研究部会 2021 年度 第6回例会
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日 時: 2022年3月21日(月)~3月22日(火)
場 所:
1) 淡路夢舞台国際会議場 http://www.yumebutai.org/
※検温、アルコール消毒、マスクの着用をお願い致します。
※コロナ感染拡大の状況により、オンライン開催のみとなる可能性があります。
2) ZOOM(参加のためのリンクは後日お送りいたします)
内 容:早期英語教育に関する概論書の輪読および発表
1.文献輪読
Ethical and Methodological Issues in Researching Young Language Learners in School Contexts (Early Language Learning in School Contexts)
Annamaria Pinter, Kuchah Kuchah (eds) (2021): Multilingual Matters Ltd
※前回より輪読本が新しくなっています。下記のリンクを参照下さい。
https://amzn.to/3rr8Ri6>
□5. Social Justice and Questions of Marginalization in Research with Linguistically Diverse Children
担当:眞﨑克彦(親和女子大学)
□6. Reframing Expertise: Learning with and from Children as Co-investigators of their Plurilingual Practices and Experiences
担当: 竹田里香先生(立命館大学)
2. ミニ講義 「役立つ脳教室」
担当:井狩幸男先生 (大阪市立大学)
3. その他実践・研究発表など(未定)
(お願い)
会場の参加者数の把握のため、ご出席の場合は、下記のGoogle Form にて参加登録をお願い致します。
【第6回研究会(淡路島合宿)参加用フォーム】
https://forms.gle/h1odtxcCtTr4bLw89
詳細は、以下のウェブサイトをご覧ください。
http://www.let-kansai.org/htdocs/?page_id=78
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■ 早期英語教育研究部会 特別講演会2022
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日頃は早期英語教育研究部会の活動にご協力をいただきありがとうございます。
本日は特別講演会のご案内を致します。
ご興味のある方はぜひご登録、ご参加ください。
【特別講演会2022】
タイトル:身体感覚を軸としたヒトの社会性発達とその多様性
講演者: 明和政子先生(京都大学大学院教育学研究科 教授) 言語 : 日本語
日 時: 2022年3月24日(木) 10:30-12:00
申込サイト:https://forms.gle/Sq2AHpUCFk9AyLJB7(2022年2月10日より受付開始)
講師紹介:
京都大学教育学部卒業.同大学院教育学研究科博士後期課程修了、博士(教育学).
京都大学霊長類研究所研究員などを経て、現在、京都大学大学院教育学研究科教授.日本学術会議連携会員.ヒトとヒト以外の霊長類の心のはたらきを胎児期から比較し、ヒト特有の心の発達とその進化的基盤を明らかにする「比較認知発達科学」という分野を世界にさきがけて開拓した.
著書に「ヒトの発達の謎を解くー胎児期から人類の未来まで(ちくま新書)」「まねが育むヒトの心(岩波ジュニア新書)」など多数.
2016年放送のNHKスペシャル2編『ママたちが非常事態!? 最新科学で迫るニッポンの子育て1・2』,2017年放送の『ニッポンの家族が非常事態!?~第1集わが子がキレる本当のワケ~』等の監修・出演により,現代社会が抱える子育てにかんする様々な問題を,最新の科学的知見により理解する活動にも力を注いでいる.
ご不明な点等ございましたら何なりとお問い合わせください。
早期英語教育研究部会事務局
斉藤 倫子
eeesiglet<ATMARK>gmail.com ※<ATMARK>を@に置き替えてご利用下さい。
詳細は、以下のウェブサイトをご覧ください。
http://www.let-kansai.org/htdocs/?page_id=78
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■ 研究員・研究者・教員公募
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JREC-IN の公募情報を「外国語教育」で検索した結果です。
https://goo.gl/fvDGx6
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■ 編集後記
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さっぽりたいのにさっぽれないけどやっぱりさっぽろったろかな
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□LET blog(旧メルマガ)のバックナンバーは、LET blog・アーカイブで閲覧できます。
http://j-let.org/~wordpress/index.php?catid=22&blogid=1
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☆更新案内のお知らせ停止・アドレス変更は、以下 URL にてお願いいたします。
http://www.j-let.org/→「LET メールマガジン」
→「ご案内」
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LET blog 委員会
【関東支部】
若有 保彦(秋田大学)
森谷 祥子(東京大学大学院生)
【中部支部】
伊藤 佳貴(大同大学大同高等学校)
吉川 りさ(名古屋工業大学)
【関西支部】
神谷 健一(大阪工業大学)
深田 將揮(神戸学院大学)
【九州・沖縄支部】
麻生 雄治(大分大学)
筒井 英一郎(北九州市立大学)
【LET blog 編集責任者】
阪上 辰也 (広島大学)
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みなさん、こんにちは。
まだまだ寒い日が続いておりますが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
今月号の支部企画は、関東支部からの:「物語文を扱うリーディング授業での工夫」です。
それでは、今月号の blog をどうぞご覧ください。
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■ 第205号のもくじ
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■ 支部企画:関東支部「物語文を扱うリーディング授業での工夫」
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■ 支部研究部会情報
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□ 九州・沖縄支部
■ 九州・沖縄支部 2021年度ワークショップ
□ 関東支部
■ 第3回 Google for Education ワークショップ
□ 関西支部
■ メソドロジー研究部会2021年度第3回研究会
■ 英語発音教育研究部会 第85回研究会
■ 中高授業研究部会 3月例会
■ 基礎理論研究部会3月例会
■ 早期英語教育研究部会 2021年度 第6回例会
■ 早期英語教育研究部会 特別講演会2022
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■ 研究員・研究者・教員公募
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■ 編集後記
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【LET blog 第205号】(続き)
http://j-let.org/~wordpress/index.php?itemid=1801#more
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【LET blog 第205号】
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■ 支部企画
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□ 関東支部:「物語文を扱うリーディング授業での工夫」
(藤永 史尚, 近畿大学)
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私のリーディングの授業では物語文を扱いますが,素材としてSherlock Holmesシリーズを用いています。受講者が英米文学専攻なので,他科目で同時代の作品を読む機会も多いと想定されるのと,シリーズ自体が定番中の定番ゆえに,関連資料も手に入りやすく教授者としても扱いやすいというのが主な理由です。一方で,学生にとっては,既にある翻訳や解説に簡単にアクセスできる作品なので「読んでストーリーをつかむ」ことだけに焦点化すると,やや面白みに欠けてしまうところがあるかもしれません。そこで,内容把握のための読解活動の他に,授業時間内外で取り組む課題としてディクテーションとサマリー・ライティングを取り入れて,学生が新鮮味を(多少でも)感じながら,原文を繰り返し読んで学習できるように努めています。
ディクテーションでは,BBC Radio 4のラジオドラマ版の音源を利用します。作品の原文とは異なる英語にはなりますが,同一の(あるいは,かなり類似した)表現や構文が使われています。原文との対応度が比較的高いところを含む部分を聞かせるようにすることで,読解活動との関連を持たせるようにします。書き取りをするにあたって学生は,原文の対応箇所を参照しながら音声を聞いたり,必要に応じて辞書を調べたり(例えば,原文に使われている単語の類義語を参照して音声に出てくる単語を推測したりする),学生同士で聞き取れない箇所について相談したりしながら,トランスクリプトを完成させるという作業をします。
サマリー・ライティングは,読んだ部分の内容(誰が何をしたか,どのような出来事があったか等)についての80-100語程度の英語要約を書きます。「話の内容を自分の言葉で説明しなさい」のようなざっくりとした指示でも活動は成立はしますが,私の場合は,次のような点を明示して指導をしています。
• 第三者的な視点で出来事を記述する。
• 内容を(簡潔に)述べるために必要な情報を取捨選択する。
• 必要に応じて原文の話法を変化させる(直接話法から間接話法に)
• 登場人物の一連の発言をまとめて,そのなかで述べられている内容や出来事を描写する。
• 原文の表現は可能な限りパラフレーズを試みる。
要約の英文を作るための内容把握だけではなく,原文を文法や語彙表現の観点から分析しながら読むことも意識させるようにします。また,説明的文章とは異なる物語文の特徴に学習者の注意を向けることも意図しています。
私の場合はSherlock Holmesのシリーズで行いましたが,他のどの作品でも似たようなことはできそうです。BBC Radio 4のラジオドラマについては,種類も豊富ですし(アマゾンでも取り扱いがあります),なかなか聞き応えもありますので,教材研究をしながら教授者自身も楽しめると思います。
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■ 支部研究部会情報
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□ 九州・沖縄支部
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■ 九州・沖縄支部 2021年度ワークショップ(オンライン開催)
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【タイトル】LET関西電語研 presents リモートワーク Hack 術お蔵出しスペシャル
【講 師】木村修平先生(立命館大学)
【開催日時】 2022年3月18日(金)10:00~
【参 加 費】会員、非会員ともに無料(どなたでもご参加いただけます)
参加ご希望の場合は、支部HPの登録フォームへご登録いただくか、メールにて事務局あてにご連絡ください。事務局よりリンク等の情報をお送りいたします。(申し込み締め切り:3月6日(日))
申し込み・問い合わせ先:
LET九州・沖縄支部事務局
林幸代(e-mail: sachiyoh.let.ko<ATMARK>gmail.com)
LET九州・沖縄支部
ホームページ:http://www.j-let-ko.org/
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□ 関東支部
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■ 第3回 Google for Education ワークショップ
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第3回Google for Educationワークショップを2月23日(水・祝日)にオンラインで実施します。今回は実践報告(小学校から大学まで)、実践報告に対するGoogleスタッフからのコメント、Google Workspeceの機能紹介、そしてハンズオンで構成されます。午前は実践報告、午後はハンズオンと2部構成となっておりますので、ご都合に合わせて参加頂くことが可能です。
ワークショップの詳細はLET関東支部のウェブサイトを御覧ください。
(http://www.kanto.j-let.org/)
参加登録は以下のフォームからお願いいたします。まずはLET会員からの登録とさせて頂きますが、来月中旬をめどに非会員の方の参加登録も開始します。
https://forms.gle/mtxsMhwbvdetCxPC6
お忙しい時期と思いますが是非ご検討下さい。皆様の参加をお待ちしております。
問い合わせ等はラーニングデザイン部会佐藤( tsato<ATMARK>cc.tuat.ac.jp )までお願いします(<ATMARK>を@に換えてください)。
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□ 関西支部
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■ メソドロジー研究部会2021年度第3回研究会
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時 :2022年2月25日(金)・26日(土)
場所:北海学園大学およびオンライン(Zoom)【ハイブリッド開催】
詳細は、以下のメソドロジー研究部会ホームページをご確認ください。
https://mizumot.com/methodology/
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■ 英語発音教育研究部会 第85回研究会
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日 時:2022年3月5日(土曜)13:00-16:00
場 所:オンライン開催
内 容:発表「なぜ英語イントネーションとGDMの本を出版したのか」
発 表 者:伊達民和 プール学院大学(現 桃山学院教育大学)名誉教授
参加申込:部会長 有本 純
お名前(ご所属)、LET会員・非会員の区別を2月28日までにご連絡ください。
折り返し、ZoomのURLと発表要旨をお送りします。
ご参考:伊達先生の近著
「教室の英語音声学:英語のイントネーションの理解に向けて」
「実践的な英語の学び方・教え方:通訳修行、GDM教授法、イントネーションの視点から」
「GDMで英語の授業が変わる:英語脳を育てる理論と実践」
詳細は、以下のウェブサイトをご覧ください。
http://www.let-kansai.org/htdocs/?page_id=77
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■ 中高授業研究部会 3月例会
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京都教育大学英語の教え方研究会:自由と創造 第5回例会 & 外国語教育メディア学会関西支部中高授業研究部会 3月例会
日 時:2022年3月6日(日)15:00-16:30 Zoomによるオンライン開催
内 容:「ICTと言語の身体性」西本有逸(京都教育大学)
「ICTを文房具のように使う」今西竜也(京都教育大学附属京都小中学校)
参加費:無料
要予約:下記問合せ先へ前日までにメールによる
問合せ先:京都教育大学 西本有逸(yuitsuアットマークkyokyo-u.ac.jp)
詳細は、以下のウェブサイトをご覧ください。
http://www.let-kansai.org/htdocs/?page_id=75
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■ 基礎理論研究部会3月例会(第11次 基礎理論研究部会第15回研究例会)(エモーション・デー)
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(For information in English, please click on the link below: https://let-kansai-fmt-sig.blogspot.jp)
日 時:2022年 3月13日(日)例会:15:30-18:30
*時差の都合上、普段の例会と開催時間が異なっておりますため、ご注意ください。
*時間厳守でお願い致します。
内 容:
ニトラの哲人コンスタンティヌス大学(スロバキア)より外国語学習における感情研究の専門家を招待しての開催となります。
Presentation #1
The Influence of Psycho-social Training on Foreign Language Pronunciation Anxiety
by Prof. Zdena Kráľová & Prof. Anna Tirpáková (Constantine the Philosopher University in Nitra, Slovakia)
Presentation #2
Emotionally Competent Stimuli in Foreign Language Learning
by Dr. Jana Kamenická (Constantine the Philosopher University in Nitra, Slovakia)
会 場:Zoom利用によるオンライン開催の予定です。
下記「参加希望フォーム」にご回答いただいた方に、メールでアクセス方法をお送りいたします。
参加希望フォーム:https://forms.gle/6pWidTS5VbczrPZf9
フォームへのご回答は例会開催の前日の17:00までにお願いできますと幸いです。
ご回答いただきました情報に基づいて、前日中にZoomミーティングルームへのリンクをお送りさせていただきます。
また、もし上記の締め切りを過ぎてご回答いただいた場合でも、追ってZoomミーティングルームへのリンクをお送りさせていただきますが、すぐに対応ができない場合もございますのでご了承ください。
発表内容詳細などについては次のウェブサイトをご参照ください。
https://let-kansai-fmt-sig.blogspot.com/2022/01/march-13-2022-international-meeting.html
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■ 早期英語教育研究部会 2021 年度 第6回例会
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日 時: 2022年3月21日(月)~3月22日(火)
場 所:
1) 淡路夢舞台国際会議場 http://www.yumebutai.org/
※検温、アルコール消毒、マスクの着用をお願い致します。
※コロナ感染拡大の状況により、オンライン開催のみとなる可能性があります。
2) ZOOM(参加のためのリンクは後日お送りいたします)
内 容:早期英語教育に関する概論書の輪読および発表
1.文献輪読
Ethical and Methodological Issues in Researching Young Language Learners in School Contexts (Early Language Learning in School Contexts)
Annamaria Pinter, Kuchah Kuchah (eds) (2021): Multilingual Matters Ltd
※前回より輪読本が新しくなっています。下記のリンクを参照下さい。
□5. Social Justice and Questions of Marginalization in Research with Linguistically Diverse Children
担当:眞﨑克彦(親和女子大学)
□6. Reframing Expertise: Learning with and from Children as Co-investigators of their Plurilingual Practices and Experiences
担当: 竹田里香先生(立命館大学)
2. ミニ講義 「役立つ脳教室」
担当:井狩幸男先生 (大阪市立大学)
3. その他実践・研究発表など(未定)
(お願い)
会場の参加者数の把握のため、ご出席の場合は、下記のGoogle Form にて参加登録をお願い致します。
【第6回研究会(淡路島合宿)参加用フォーム】
https://forms.gle/h1odtxcCtTr4bLw89
詳細は、以下のウェブサイトをご覧ください。
http://www.let-kansai.org/htdocs/?page_id=78
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■ 早期英語教育研究部会 特別講演会2022
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日頃は早期英語教育研究部会の活動にご協力をいただきありがとうございます。
本日は特別講演会のご案内を致します。
ご興味のある方はぜひご登録、ご参加ください。
【特別講演会2022】
タイトル:身体感覚を軸としたヒトの社会性発達とその多様性
講演者: 明和政子先生(京都大学大学院教育学研究科 教授) 言語 : 日本語
日 時: 2022年3月24日(木) 10:30-12:00
申込サイト:https://forms.gle/Sq2AHpUCFk9AyLJB7(2022年2月10日より受付開始)
講師紹介:
京都大学教育学部卒業.同大学院教育学研究科博士後期課程修了、博士(教育学).
京都大学霊長類研究所研究員などを経て、現在、京都大学大学院教育学研究科教授.日本学術会議連携会員.ヒトとヒト以外の霊長類の心のはたらきを胎児期から比較し、ヒト特有の心の発達とその進化的基盤を明らかにする「比較認知発達科学」という分野を世界にさきがけて開拓した.
著書に「ヒトの発達の謎を解くー胎児期から人類の未来まで(ちくま新書)」「まねが育むヒトの心(岩波ジュニア新書)」など多数.
2016年放送のNHKスペシャル2編『ママたちが非常事態!? 最新科学で迫るニッポンの子育て1・2』,2017年放送の『ニッポンの家族が非常事態!?~第1集わが子がキレる本当のワケ~』等の監修・出演により,現代社会が抱える子育てにかんする様々な問題を,最新の科学的知見により理解する活動にも力を注いでいる.
ご不明な点等ございましたら何なりとお問い合わせください。
早期英語教育研究部会事務局
斉藤 倫子
eeesiglet<ATMARK>gmail.com ※<ATMARK>を@に置き替えてご利用下さい。
詳細は、以下のウェブサイトをご覧ください。
http://www.let-kansai.org/htdocs/?page_id=78
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■ 研究員・研究者・教員公募
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JREC-IN の公募情報を「外国語教育」で検索した結果です。
https://goo.gl/fvDGx6
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■ 編集後記
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さっぽりたいのにさっぽれないけどやっぱりさっぽろったろかな
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□LET blog(旧メルマガ)のバックナンバーは、LET blog・アーカイブで閲覧できます。
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