LET Mail Magazine Archive        LET Home  

メールマガジン・アーカイブ

■□■2005年1月10日配信□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

LETメールマガジン 創刊号

___/ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
本年より、毎月一回、会員の皆様にメールマガジンをお届けすることになりまし
た。各支部と本部から計9名の委員で編集を担当させていただきます。様々な情
報を迅速にお届し、LETの活動を支える一助となることを目指したいと思います。
どうぞ、お楽しみください。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

■創刊号のもくじ■

★リレートーク No.1大八木廣人会長
★ボイスメッセージ No.1 Harold H. Hendricks(IALLT)
★The Treasure Hunt Club
★支部企画コーナー
★おしらせ:
 ☆FLEAT VI発表申込
 ☆第45回全国研究大会発表申込
 ☆メルマガの退会、アドレス変更の方法
 ☆Newsletter No.86訂正
★支部ホームページ更新情報
 ☆関西支部
 ☆関東支部
★編集後記

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

□■=====================
★リレートーク No.1 会長 大八木廣人
=====================□■

メルマガをLETで始めようと言いだした者として、私が「会員リレートーク」の
口火を切ることに致します。この企画にはある制限があります。?600字程度に
納める、?余り堅苦しいことは書かない、?必ず引き受けてくれる次の人を紹介
する、などです。

ところで、皆さんに質問します。長ネギは何故寒い冬になると柔らかくて、美味
しいのですか。第1ヒント。霜が降る頃になると、畑の長ネギは外側が枯れます。
第2ヒント。根の付いているネギは上の部分を切っても水分があれば生育します。
正解。ネギは根が強く、霜で外葉が枯れるとその内側から若い芽が生えてくるの
で、柔らかくて美味しいのです。

第2問です。白菜やキャベツは何故冬になると葉が巻くのですか。第1ヒント。
大量の肥料が必要です。第2ヒント。暑い頃は葉が開いて花が咲きます。正解。
葉が巻くのではなく、冬は開ききれないのです。豊富な肥料があれば、結果的に
巻いてしまいます。

さて、ヒントは役立ちましたか。CALL教材作成と同じようにしたつもりです。私
は今年も8月の下旬にキャベツやブロッコリーの種を庭で箱に蒔きました。本葉
が出たら本移植する前に、一度仮移植しました。来るべき寒い冬に備えて、暖か
い頃から根に負担をかけておいて根を増やし、茎を太くしておきます。そうする
と、冬にはとても立派な球や蕾ができます。

何でも基礎が大事ですね。人間の教育とどこか共通するものを感じませんか。私
は九州出身なので、次回は九州・沖縄支部の川上典子先生、お願いします。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

□■=============================
★ボイスメッセージ No.1 Harold H. Hendricks(IALLT)
=============================□■

本年8月、米国Brigham Young Universityで FLEAT Vが開催されます。準備を
進められているHarold H. Hendricks氏からメッセージが届きました。インター
ネット・ラジオでお聞きください。

http://www.j-let.org/~mm/200501/fleat5.ram

注:お聞きいただくためには、RealOne Playerが必要です。インストールされて
いない場合は,Realnetworks社のホームページからダウンロードしてください。
RealOne Playerには、有料のものと無料のものがあります。本メールマガジンを
お聞きになる場合にはどちらでもかまいません。無料版はRealOne Player Basic
という名称です。

【FLEAT Vについては「お知らせ」コーナーもご覧下さい。】

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

□■=============
★The Treasure Hunt Club
=============□■

Hello. My name is Marcel and I’m a member of the Kanto Chapter. I guess
many of you like net-surfing and love to use some the web sites or
information you find to brighten up your classes. Some of you may even
be using web sites as the main material for your lessons. But searching
for good sites and good information is a time-consuming job. I hope this
treasure-hunting column series will help us all to share some useful
information, useful sites, and interesting and effective techniques for
using them. For the first few columns, I’ll share with you some of the
things I have found useful. I would also like to encourage readers to
send in their own bits of web and teaching “treasure” to make it
available for everyone. My first column is about content and places to
find content when you have a pretty good idea of what you are looking
for. For those of you who want to jump right into using rich multimedia
content, this column will look at ways of finding such content and
putting it to use.

==========
Finding Good Content
==========
One way to find content is just to use a search engine. Since many good
sites are also large and well-linked sites, your chances of finding good
content are high. Let’s start with a list of some search engines that
can help you find content: http://www.metacrawler.com/ is a good search
engine that uses the power of several search engines at once.
http://vivisimo.com/ calls itself a “clustering engine”, which means
that it organizes results in categories. And lastly,
http://www.school.discovery.com/schrockguide/ which is a portal site for
teachers using the web and not really a search engine, has a lot of good
content linked to it.

Below are some other places you can try looking. Beware: finding content
can be very time consuming.

Interactive Narrative is an archive site linked to a wide variety of
multi-media sites that can be used for content lessons. The collection
is not that large yet, but you might be able to find something that
meets your needs. Of particular interest is the list of Super Sites,
large interactive multi-media sites.http://www.interactivenarratives.org/

MSNBC is another producer of great interactive multi-media sites. A list
of many of the topics they have interactive sites for is available at
the following link. Naturally, being a news company, they feature a
large variety of news background sites. Other things are there as well,
though.  http://www.msnbc.com/modules/ifront/default.asp?0ql=cmp

Conversations with History is the name of an interview program on TV and
a web site that archives all the past interviews. It’s a great site for
finding famous people talking about themselves and their work. The site
is heavy with politicians but also features artists and activists.
http://globetrotter.berkeley.edu/conversations/ You can search by person,
year or topic, making this a wonderful resource for use with more
advanced students.

There are also some TV channels that produce interactive sites to
accompany documentaries: History Channel
(http://www.historychannel.com/exhibits/archive.html), and PBS
(http://www.pbs.org/)

==============
What To Do With Good Content
==============

Everyone with students who can easily handle native-level materials
please raise your hand. Not many, right?. So how can we use these
wonderful interactive multimedia sites? And why would we want to? Let’s
answer the second question first. These sites with images and up-to-date
information are much more alive for students and visiting them
represents a small trip into another culture. It is exciting for them
and that usually means motivating. It can also very soon become
overwhelming. Instructors with students who are below an intermediate
level need to be very careful about choosing sites and setting tasks. In
general, very specific tasks used with very visual and uncluttered sites
is usually the best approach. One activity that can be used is called a
treasure hunt.

=======
Treasure Hunts
=======

Choose a web site. Search through it for some very specific information
that is accessible to students. Make questions. In class, give students
the URL and the questions and let them search for the answers (i.e.,
treasure). One fun variation on this activity is to create a bingo card
with several questions from several sites. Have the students race to be
the bingo winner. Below is an example of the activity that you can try
to see how it works. Naturally, your choice of site(s) and questions
will depend on what you are trying to teach, but I have chosen to use
the Tabasco pepper sauce site and a few random questions to illustrate
the activity. You will notice that the site does contain Japanese
translations, but not for the parts you need to answer the questions.

Here’s the site: http://www.tabasco.com/main.cfm

Here are the questions:
1.  Where is Avery Island and why is it connected with Tabasco?
2.  How many drops are there in one bottle of Tabasco Sauce?
3.  Which ingredient is not part of the Spicy Marinated Shrimp recipe?
(Olive oil, garlic, lemon juice, basil)

Good luck! In future columns I’ll introduce more sites using this
activity.

 [Marcel Van Amelsvoort/  Kanagawa Prefectural College of Foreign
Studies]

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

□■=========
★支部企画コーナー
=========□■

本メールマガジンは、四支部からの担当委員が協力して編集していきますので、
毎号、支部ごとに持ち回りで記事を載せていくコーナーを設けることになりまし
た。初回は関東支部の担当です。
─────────────────────────────────────
==========================
大学(英語)教員養成課程設立、あるいは改善への提案:

保崎則雄(早稲田大学人間科学部)nhozaki@waseda.jp
==========================

幼児、初等、中等教員は、養成課程を経て、採用されるのが常であるが、大学社
会は、どうも異なった人たちが支配しているようである。冷静に考えれば、教員
資格のない大学教員というのをおかしいと感じないこと自体がおかしい、と思う。
今まで、あるいは現在でも、大学教員は、研究者だから、資格は研究業績があれ
ばよい、という考え方が大学社会のみならず、一般社会にも広く行き渡っていた。
業績のある研究者なら、大学の先生として相応しいという判断なのであろう。一
面説得力があり、正当化される。

しかし、昨今、ビジネスなどの社会から大学教員にスライドしてくることが増え
てきた。同時に、大学大綱化以後で、大学の見直し、評価という観点から、FD
(Faculty Development),SD(Staff Development)という概念が浮上してきた。
(余談ではあるが、私は、20年以上も前、高校教員1年目から授業研究,改善な
どの必要性を強く自覚していて、最近その分野の仕事が増えつつあるという、私
には不思議な現象が起きている。)1945年以降の英語教育の現状を大雑把に省み
ると、皮肉にもいくつもの改革の機会があったのにも関わらず、その都度、大学
自体が真剣に考え、行動を起こしてこなかった「つけ」がそろそろ回ってきたと
も言える。そこで、以下、多少の批判、あるいは非難は覚悟の上で提案を試みる。
考えるにいたった過程は、私自身の教育、研究、生徒・学生指導、クラブ指導、
HR担当などの経験と見識ある周りの人たちとの意見交換によると自分自身では判
断する。

大学英語教員になるための資格と資質:(初等、中等教員資格もこれに準ずると
考える)

1)英語力があること
 (一般社会で認知されている資格、経験などで証明。巷での資格を言われる前
に、個々人が結果を出すべきである。)

2)英語圏での留学、在住経験が少なくとも集中して1年以上あること
 (できれば、3年と言いたいのであるが、身の回りのことが自分でできるとい
う基準)

3)博士号を取得していること
 (隣の国では、半ば常識であり、今後の人材は必修と考えてほしい。英語圏で
の取得というのが望ましいであろう。学位は、パスポートと考えられる。)

4)英語で仕事、教育、研究活動の経験があること
 (自分が英語を使った経験が少なくては、帰国生が珍しくない時代に指導する
者としては、不十分である。また、教育にあまり関心のない人材は、それ以外が
秀でていても教員としては、不適格。)

5)英語教育以外の専門分野を修めて、それを教えられる資格があること
 (文学畑出身の人がとにかく多すぎることにより、現状となったという部分も
あるということを真摯に受け止める。文学、言語学を学びたい学習者はそれほど
多くない。しかし、同時に教員養成課程でのそれらの分野の学習は、一定限度必
要である。)

6)教えることだけでなく、育てることに強い関心があること
 (教員は、一般に真面目すぎて、教え過ぎる癖がある。人を育てることは、学
習者と一緒の視点を持ち、かつ同等ではないという意識を持てるどうかという点
で難しさと楽しさがある。)

こう考えると今の教員養成課程(初等、中等も含めて)を大幅に改善する必要が
あるということになる。上記のような資格、資質をひとつでも多く持つ人間が、
教員養成課程指導者層にもっと入っていかないと改革は不可能であろう。同時に
帰国生活用の重要さは、養成課程のあちこちにもある。

現職教員は、該当大学院(最近は、インターネットで十分学べる!)で学び、資
格審査を受けるべきであり、これは、初等、中等教員も同様である。教員免許は、
せいぜい、5年が有効期限、あるいは賞味期限と考えてよいであろう。そして、
重要なことは、大学院での単位修得、免許更新を給与体系などにきちんと反映さ
せるということを、行政、各私立学校は、システム化することが大前提である。
「学ばない者からは、(学習者は)学ばない」ということは、自分の中で染み付
いてきた学びのひとつである。学び、向上心を持つ者が、やる気を起こすような
仕組みの構築が、この現状を救い得る。

教員を含む様々な分野の方々と、是非、この改善案について意見交換、議論をし、
具体的で実行可能なシステムとして構築したいものである。nhozaki@waseda.jp
まで、是非、ご意見を!


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

□■=====
★おしらせ
=====□■

☆FLEAT V発表申込は1月14日(月)が締め切りです。

FLEAT Vの説明:
(LET)http://www.j-let.org/modules/tinycontent3/index.php?id=1
(IALLT)http://ce.byu.edu/cw/fleat5/
FELAT V発表申込:http://www.j-let.org/modules/tinycontent3/index.php?id=2

注:LET会員の発表申込はLETで取りまとめます。必ずLETのホームページから申
し込んでください。

───────────────────────────────────────

☆第45回全国研究大会発表の申込が始まっています。締め切りは2月28日(月)
です。
発表申込の詳細: http://www.kanto.j-let.org/modules/tinycontent23/index.php?id=2
発表申込: http://www.kanto.j-let.org/modules/tinycontent23/index.php?id=3

───────────────────────────────────────

☆メルマガの退会、アドレス変更の方法は以下の通りです。

メルマガの配信を止めたい時は以下の手順で配信を解除してください。また、ア
ドレスを変更したい場合は一度退会し、再度登録してください。

1. 以下のURL(本部サイト)にアクセスし、「メルマガ」のページを開く。
http://www..j-let.org/ →"Contents in Japanese"→「全国版メールマガジン
INFO-MAG」(ご案内)
2.「INFO-MAG会員の方へ」の下にあるテキストボックスに、登録してあるメール
アドレスを入力し、[退会またはオプションの変更]をクリック。
3.次のページで「退会」ボタンをクリック。
4.退会確認のメールが届く。メールの中に書かれているURLを開く(クリック)。
5.開いたページの[退会]ボタンをクリック。
6.手続き完了。

───────────────────────────────────────

☆Newsletter No.86(2004年11月10日発行)13ページ「本部・各支部
事務局と学会役員」の項で、中部支部事務局長の記載がありませんでした。以下
の通り、追記をお願いいたします。

中部支部 事務局長:高橋 美由紀(兵庫教育大学) miyukit@soc.hyogo-u.ac.jp

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

□■=============
★支部ホームページ更新情報
=============□■

☆関西支部

基礎理論部会:
第7回研究会 1月30日(日) 関西学院大学上ヶ原キャンパス
第8回研究会 2月27日(日) 関西学院大学梅田キャンパス
第9回研究会 3月(日程未定) 関西学院大学梅田キャンパス
http://www.let-kansai.org/bukai-kiso.html

中学高校授業部会:
第10回中学高校教員のための英語教育セミナ? 3月19日(土)20日(日)
 京都教育大学附属高等学校メディアセンタ?
http://www.let-kansai.org/bukai-jugyo.html

大学授業研究部会:
若手勉強会 2月5日(土)
http://www.let-kansai.org/bukai-daigaku.html

英語の発音教育研究部会:
第7回研究会 1月22日(土)西宮プレラホール会議室
第8回研究会 2月19日(土)西宮プレラホール会議室
http://www.let-kansai.org/bukai-hatsu.html

早期英語教育研究部会:
2004年度早期英語教育研究部会第5回例会 3月12日(土)大阪市立大学文化交流セ
ンターhttp://www.let-kansai.org/bukai-soki.html

───────────────────────────────────────

☆関東支部

音声映像部会:
第3回研究会 1月22(土) 明治学院大学白金校舎
http://www.kanto.j-let.org/modules/tinycontent2/index.php?id=5

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

□■=====
★編集後記
=====□■

全国版メールマガジンの配信は、昨夏の総会で提案承認されました。それから様
々な準備を始め、やっと創刊号を配信することができました。これから、毎月1
0日の配信を滞ることなく続けられるよう、委員一同協力して頑張って行きたい
と思っております。

昨年末にお届けしましたニューズレターにも記載させていただいましたが、メー
ルマガジンは以下の9名で編集させていただいております。

【九州・沖縄支部】竹野茂(宮崎公立大学)田口純(筑紫女学園大学)
【関西支部】名部井敏代(関西大学)佐々木顕彦(関西学院中学部)
【中部支部】高橋美由紀(兵庫教育大学)伊藤隆(名古屋学院大学)
【関東支部】保崎則雄(早稲田大学)下島容義(聖パウロ学園高等学校)
【本部広報担当】前田道代(神奈川県立外語短期大学)

皆様のご期待に添えるようなメールマガジンとなるよう少しずつ改善を重ねてい
きたいと思います。メールマガジンについてのご意見・ご要望等ございましたら、
mm-editors@j-let.orgまでお寄せください。


◇ Copyright (c) 2005-2009 LET All rights reserved. ◇ Theme designed by OCEAN-NET