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【LETメールマガジン 第84号】 (2012年01月10日)

カテゴリー: LET Blog Archives
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■□■2012年1月10日配信□■□■□■□■□■□■□■□■□
【LETメールマガジン 第84号】
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新年のご挨拶を申し上げます。昨年は東北地方を中心とする地震、
そして、原子力発電所の事故と、日本社会の根底を揺るがす大きな
出来事がありました。復興への確かな足音が聞こえる一方で、まだ
まだ不自由な生活を強いられている方々が多くいることを、私たち
は忘れてはいけません。なかなか進まぬ政治的判断とアクションに
強い苛立ちを感じながらも、実は同型の問題を学会、職場、地域社
会、または一人ひとりの生活の中に私たちは抱えていることを直視
する必要があります。戦後から震災後へ。時代の転換期には、新し
い価値観と言葉、そして行動が必要です。言語教育という営みの中
で、次の世代と向き合いながら、希望ある社会を彼ら・彼女らに引
き継ぎたいと強く思います。

今月の支部企画の担当は、九州・沖縄支部です。6月の第42回九
州・沖縄支部研究大会では、いつも興味深いThe Treasure Hunt
Clubの原稿を寄せてくれる、Marcel先生のご講演が予定されていま
す!! みなさまぜひ足をお運びください!!

それでは新年第一号のメルマガをお楽しみください。

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■ 第84号のもくじ
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■ No. 49 支部企画 九州・沖縄支部
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九州・沖縄支部 
秋季学術講演会報告
雪丸尚美(西南学院大学)
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■ The Treasure Hunt Club No. 78
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January 2012 Treasure Hunt
Marcel Van Amelsvoort
神奈川県立国際言語文化アカデミア
Kanagawa Prefectural Institute of Language and Culture
Studies
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■ 支部研究部会情報
 □ 関東支部
 □ 関西支部 
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■ お知らせ
 □ 九州・沖縄支部
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■ 研究員・研究者・教員公募
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■ 今月の「お,これ,便利かも!?」
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■ 編集後記
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■□■2012年1月10日配信□■□■□■□■□■□■□■□■□
【LETメールマガジン 第84号】
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■ No. 49 支部企画 九州・沖縄支部
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秋季学術講演会報告
2011年12月14日
西南学院大学 雪丸尚美

本年度の秋季学術講演会は,2011年12月3日(土)に西南学院大学で
開催された。講師は染矢正一先生(大分県立芸術文化短期大学教授)
で,演題は『教材開発の実践と作成手順』であった。染矢先生がご
著書『World Heritage on DVD』で2011年度LET学会賞教材部門賞を
受賞されたことや,講演内容が教材開発と実践的だったこともあり,
出席者は30名程度と盛況であった。また,会場には染矢先生の教材
を出版したLET賛助会員(成美堂,南雲堂,金星堂)もブースを出展
していた。

講演は二部構成で,英語による講演であった。配布資料に加えパワー
ポイント資料や教材DVDを使用し,視聴覚的にも分かりやすい内容で
あった。前半は染矢先生が執筆された教材52冊中11冊の特徴や作成
にあたり工夫された点について,教材の中身を提示しながら説明が
あった。本報告ではその中から3冊に絞り紹介する。

『Communicative English through Humor』では,学生にストーリー
提供や挿画を担当してもらうことで,教員(教材作成者)が一方的
に教材を与えるのではなく,教員と学習者(学生の協力者)の双方
が協力して教材を開発した。また,『World Heritage on DVD』は上
述の通り本年度のLET学会賞教材部門賞を受賞した教材で,製作期間
が20年超という長期に渡ったものである。この教材は自費で撮影や
画像の編集を行われたということで,染矢先生の教育に対する熱意
が強く感じられた。英語を主専攻にしない学生にとっては,視聴覚
教材などで授業にメリハリをつけることが重要であるということか
ら,本教材ではそのための工夫が随所に見られた。さらに,これま
での英語の教科書で扱う内容が欧米中心であったという観点から,
アジア各国に焦点を当てた『Asian Crossroads』を執筆されたとの
ことであった。いずれの教材も対象とする学習者が明確で,学習者
が取り組みやすいよう工夫がなされていた。

講演の後半は,染矢先生のご経験に基づく教材の開発手順に関する
内容であった。手順は14のステップからなり,教材の構想を練ると
ころから出版社とのやり取りや配慮する点など,詳細に説明をして
いただいた。謹呈本の送付の際には手紙を添えると良いことや,内
容に広がりを持たせるための共著のすすめなど,現実的な助言も多
く挙げられた。また,教材開発は大変な作業ではあるが,教材の感
想を使用者本人や出版社から聞くと,その苦労も軽くなるとのこと
で,ここでも染矢先生の教育に対する熱意を感じた。

質疑応答では,教材開発における失敗やクロスワードパズルの作成
方法などについて質問があり,本音を交えたやりとりが交わされた。
閉会後は出版社のブース周辺に人が集まり,講演で紹介された教材
の実物を手に取ったり,染矢先生と話をしたりと盛況であった。全
体を通じてユーモア溢れる講演で,聴衆から笑いが起こることも多
く,会場は始終あたたかい雰囲気であった。染矢先生,素晴らしい
講演をありがとうございました。

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■ The Treasure Hunt Club No. 78
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January 2012 Treasure Hunt
Marcel Van Amelsvoort
神奈川県立国際言語文化アカデミア
Kanagawa Prefectural Institute of Language and Culture
Studies

Happy New Year everyone. This month I have another list of
different sites. They are interesting things that I found
out about in the last few months but that didn’t fit into
other columns.

First up is something that is hard to classify. It is more
of an idea than a site, and to be honest, I have not tried
to use it with my own learners. I just know that it is very
simple and emotionally powerful. It is called Dear
Photograph. It is a collection of photos uploaded by many
different people. They are all photos of old photos taken in
the same location as the original. If that seems hard to
imagine, just visit the site and you will immediately
understand. The images are wonderfully evocative and I think
having learners try out this new form of art could be an
excellent lead-in to a writing or speaking task.
http://dearphotograph.com/

The next site caught my attention with its title: Books
Should Be Free. It contains a large selection of audio books
of titles that are now in the public domain. There are no
recent best sellers here, but tons of classics. Most are in
English and recorded by volunteers, but other languages are
also available, including German, French, Spanish, and
Portuguese. All can be downloaded via iTunes, or in M4b or
Mp3 formats. http://www.booksshouldbefree.com/

The BBC’s recently-launched Adult Learner site is a great
new resource. You can use it to learn languages, including
English as a Second Language, or to improve your spelling
and grammar. But there are also other things to learn (while
you learn English at the same time!), including gardening,
cooking, or first aid, among others. The site is new and
growing. http://www.bbc.co.uk/learning/adults/

YouTube has recently launched a new education site. It is
not very useful as it is right now, but it could become a
great resource. Many schools block YouTube at present, and
this new site might be a way of getting around that
restriction if the administration can be convinced that it
is “safe” for learners to visit. http://www.youtube.com/
education

That’s it for this month. Have a great 2012 everyone!

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■ 支部研究部会情報
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□ 関東支部
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■早期外国語教育研究研修部会からの研究会のお知らせ
○日 時:2012年1月14日 13:15~16:00
○テーマ:「脳科学からみた小学校英語活動」(仮)
○講 師:萩原裕子先生(首都大学東京)
○場 所:成城ホール(砧区民会館)
※小田急線「成城学園前駅」北口より徒歩3分、成城大学正門手前の
ローソン前
○参加費(資料代):会員無料、非会員1000円
※事前申し込みは不要です。
○問い合わせ:明星(みょうじょう)学園小学校:入江 潤 
mririejun@hotmail.com (入江 潤)

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□ 関西支部
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■ 早期英語教育部会 2011年度第5回研究会
日時: 1月7日 (土) 13:00 ~ 17:00
場所: 弁天町市民学習センター
( http://www.osakademanabu.com/bentencho/ )
詳細は支部研究部会のページをご確認ください。
http://www.let-kansai.org/htdocs/?page_id=78
* 2011年度第5回研究会は終了いたしました。

■ 中高授業研究部会 1月例会
日時: 1月8日 (日) 13:30 ~ 17:00
場所: 京都教育大学CALL教室
資料があります。詳細は支部研究部会のページをご確認ください。
http://www.let-kansai.org/htdocs/?page_id=75
*1月例会は終了いたしました。

■ 基礎理論研究部会 第29回研究例会
日時: 1月21日 (土) 13:30 ~ 17:00
場所: 龍谷大学大阪梅田キャンパス セミナールーム
( http://www.ryukoku.ac.jp/osaka_office/access/index.html )
(所在地)大阪市北区梅田2-2-2 ヒルトンプラザウエストオフィス
タワー14階
*通常と会場が異なります。
詳細は支部研究部会のページをご確認ください。
http://www.let-kansai.org/htdocs/?page_id=74

■ メソドロジー研究部会 2011年度第3回研究会
日時: 2月20日 (月) 13:00 ~ 17:00
場所: 関西大学 岩崎記念館
( http://www.kansai-u.ac.jp/global/guide/mapsenri.html )
詳細情報のアップデートは支部研究部会のページをご確認ください。
http://www.let-kansai.org/htdocs/?page_id=119

■ 英語発音教育研究部会 第48回研究会
日時: 3月17日 (土) 13:00 ~ 17:00
場所: 関西国際大学尼崎キャンパス
詳細情報のアップデートは支部研究部会のページをご確認ください。
http://www.let-kansai.org/htdocs/?page_id=77

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■ お知らせ
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□ 九州・沖縄支部
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第42回九州・沖縄支部研究大会での口頭発表者を
募集します。ふるってご応募ください。

期日:2012年6月9日(土)
会場:宮崎公立大学
大会テーマ:Treasure Hunt: Web の中から
 魅力的な教材を発掘しよう!(仮)
講演:Marcel Van Amelsvoort 先生
  (神奈川県立国際言語文化アカデミア) 

発表申込受付開始: 1月16日(月)
研究発表申込は、支部ホームページからお願いします。
http://www.j-let-ko.org/htdocs/

■ 支部研究プロジェクト募集
2012年度の支部研究プロジェクト(期間:2012年4月~2014年
3月)を募集いたします。申し込み締切は、2012年2月末日です。

支部ホームページ(http://www.j-let-ko.org/htdocs/page_id=49
より、「支部研究プロジェクト申請書」をダウンロードして
お申込みください。

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■ 研究員・研究者・教員公募
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公募情報を以下のサイトにまとめました。
http://j-let.org/~wordpress/index.php?catid=9&blogid=1

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■ 今月の「お,これ,便利かも!?」
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小学校から大学教育まで英語で学習できる授業動画サイト
Khan Academy
http://www.khanacademy.org/

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■ 編集後記
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先日、10年以上もお会いしていない、郡山に住む、大学時代の
ゼミの先輩からお電話を頂きました。久しぶり、だけど変わらぬ
声に、懐かしい時間を思い出しました。しかし、昨年の3月移行、
奥様は生まれたばかりのお子さんを連れて、ご実家の埼玉に避難を
していることや、職場からは放射線検査装置を支給されていること
を聞き、胸がとても熱くなりました。今、私たちが抱えている問題
は、原発事故の後に起こったものですが、事故につながる多くの問
題を私たちが見逃してきたことにも気づかされました。二度と同じ
悲劇を繰り返さないために、何が必要なのか。しっかりと振り返り
ながら、強く前進する一年になって欲しいと思います。
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閲覧できます。
http://j-let.org/~wordpress/index.php?catid=22&blogid=1
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中学部)
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編集責任者
【本部メールマガジン】 住 政二郎 (流通科学大学)

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