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LETメールマガジン No. 57 (2009年10月10日)

カテゴリー: LET Blog Archives
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2年振りに上陸した台風18号が、本州を縦断していきました。大きな被害を
受けた地域の皆様、心よりお見舞い申し上げます。さて、今月の支部企画は
ご存知、中部支部の「支部長インタビュー」第4弾で、今回は「ICT活用研究
部会」を紹介していただいております。The Treasure Hunt Club では、
Halloween 関連サイトとさまざまな有益なサイトが紹介されています。
お楽しみ下さい。
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■第57号のもくじ■

★支部企画コーナー No. 24 中部支部

★The Treasure Hunt Club No. 51

★お知らせ
☆支部研究大会・学術講演会情報
・関東支部
・中部支部
・九州・沖縄支部

☆支部研究会情報
・中部支部
・関西支部

☆本部ホームページ情報
・WorldCALL 2008報告書

☆支部ホームページ情報
・九州・沖縄支部

★編集後記



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★支部企画コーナー No. 24 中部支部
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☆支部長インタビュー
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「ICT活用研究部会」の部会長である尾関修治先生(名古屋大学)に、中部支部長の柳が
インタビューしました。

(1) まず、「ICT活用教育研究部会」ですか、「ICT利用教育研究部会」ですか?

「活用」です。最初に名前を決めたときに迷った末に「ICT活用教育」にしたのですが、支部サ
イトでの案内などについ「ICT利用」と書いてしまうんですね。こだわっていないのですが、名
前の不統一はよくないので反省しています。

(2) 研究部会の趣旨を教えて下さい。どういう分野を扱っていて、対象としているのはどのよう
な人たちでしょうか?

「CALL」とか「コンピュータ」とかでなく「ICT」、つまり情報とコミュニケーションに関わる
技術全般を語学教育に利用していく手法や、関連する教材などについて情報交換し研究
するグループです。

現代ではコンピュータだけでなく携帯端末や携帯電話、ゲーム機など様々な情報機器が利用
されています。SuicaのようなICカードさえ情報機器と呼ぶことができます。そしてこれらが
相互に通信し情報へのアクセスや供給ができるようになっています。通信による情報共有が
可能だから情報機器の形態が多様になってきたともいえるでしょう。

情報を蓄積・共有し、人間同士が理解しあうことを助けることができる機器であれば、語学教育
のメディアとして活用できる可能性があると思います。もちろん「教育」として成立させるため
には「教室」を構成する機能や教材と呼べるものを提供することなど補わねばならないことが
たくさんありますが。

そんなハードウェアやソフトウェア、ネットワーキングと語学教育の関わりについて情報やアイ
デアの共有をしたいという人のための部会です。

(3) 設立のきっかけは何ですか?

支部としての基本的な情報共有、発表の場というのは春と秋の大会だと思います。私自身は
研究発表というのはアイデアの共有であって、完成されていなくてもどんどん発表してほしいと
思うんですが、やはり気後れする人とか、アイデアを整理するのにきっかけが欲しい人がいるの
かもしれません。例えばそういう場合に気軽にアイデアを披露して座談的に意見交換する、
そんな場面があるといいと思いました。もちろん部会という場がなくてもできることですが、
支部の部会という形があれば,特に若い人にとっては実績が形になって残るわけでもあり
ますし。

(4) お忙しい中で研究部会を続けていけるこつは何でしょうか?

あまり着々と回数を重ねているわけではないのですが(笑)、そうですね、あの人はそろそろ話
したいことができたかもしれないっていう、これまでの参加者の皆さんの顔を思い浮かべると、
次回を企画しなければと焦ります。ゲージがリミットまでたまってきたので次はこちらのターン、
みたいな。

(5) 最近の例会の内容はどのようなものでしょうか?

最近が昨年の12月なので申し訳ないのですが、名古屋大学の大名先生の「簡易ウェブ教材
作成サイトの紹介」、同じく名古屋大学の阪上先生の「iPhone/iPod touchを用いた言語学習
法」の2題でお話しいただきました。大名先生のは実際に参加者が教材を作成してみるワーク
ショップの形式でした。詳しくは中部支部のWebサイトのWikiをご覧下さい。

(6) 大学の英語教育については、名大がe-learningを使った新たな構想を発表していますが、
大学の動きに対して、この研究部会はどのように関わっていくのでしょうか?

各大学が全学規模で取り組むようなe-learningとかLMSとかのテーマは、もちろん部会で報告し
ていただいてもよいのですが、できれば部会ではもっとミクロで先端的とか萌芽的とか、その場
で全体像を把握してどんどん意見交換できるような場にしたいと思っています。そうやって共有
されたアイデアとかノウハウが、それぞれの学校のシステムやカリキュラムを改善していくため
に役立てられればよいかと思います。

(7) これからの抱負をお聞かせ下さい。

短期的には、部会提供のワークショップやシンポジウムを支部大会でできればと思っていたので
すが、昨年の秋期の支部大会で早くも実現してしまいました。となると次は全国大会でシンポジ
ウムでもやるしかないですね。代表者の個人的な都合でしばらく部会が開けていませんでしたが、
活発に活動していきたいと思います。

(8) その他、言い足りないことなどありましたらどうぞ。

近いうちに中部支部のWebサイトで第5回の部会の告知をします。中部支部の方はもちろん、
他支部の方も歓迎ですので、どうぞ多くの方にご出席ください。

これからも、どうぞ宜しくお願い致します。

報告者:柳 善和(名古屋学院大学)

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★ The Treasure Hunt Club
No. 51 October Halloween Goodies
Marcel Van Amelsvoort
(Kanagawa Prefectural College of Foreign Studies)
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Welcome to October. Though the column this month features Halloween as
its topic, I’ll be introducing a variety of sites―something for
academic searching, a place to be creative or let your learners get
creative, and a tool that just might save you some time.

Halloween
On the train the other day I saw a poster for Disneyland with that
unmistakable orange and black design. Disneyland has really embraced
Halloween as one of its seasonal themes, just one of many signs that
students in Japan are now familiar with the festival and its imagery.
The history of Halloween is more interesting than just pumpkin faces,
however, and can be good content for an English lesson. Here are two
sites that you can use as a resource, or even send your more advanced
learners to.

CBBC (BBC News Learning Site) has a nice short summary of the festival
and its history and images.
http://news.bbc.co.uk/cbbcnews/hi/newsid_2340000/newsid_2349600/2349641.stm

History.com’s Halloween page is a wealth of resources including
videos, background information, pumpkin carving suggestions, and
related stories.
http://www.history.com/content/halloween

A Free E-book Search Engine
It is remarkable how many books are now being released online for free
these days under the Creative Commons license, usually in pdf form. I
have recently downloaded Opening Up Education, edited by Toru Iiyoshi
and Vijay Kumar, and A Designer’s Log: Case Studies in Instructional
Design by Michael Power. And recently I came across a new search
engine for e-books, which should make it even easier to find free
books online. It’s called Free E-Book-s. http://www.freebook-s.com/

Get Creative
Looking for a nice writing project for your learners? Storybird gives
you the tools to write storybooks (like children’s picture books)
online. Artists post their work at the site and you can just browse
for images to use, choose a few, and write a story. The results are
simple (as in not so much written text) but are surprisingly
sophisticated. The completed stories can be viewed online and in the
near future you will be able to print out your stories too.
http://storybird.com/

Save Some Time
The Scholastic Vocabulary Quiz Maker: Here is a vocabulary test making
robot brought to you by Scholastic. Go to the page, input your
vocabulary (just the vocabulary, not the definitions or examples) and
let the system create a vocabulary test for you. The system provides
the definitions for you. And you can select the grade level of
difficulty to control the difficulty of the definitions. It’s all in
English―sorry, no translations are allowed―but it makes a test that
you can easily adapt (copy and paste and edit) for use with your own
learners. http://wordwizard.scholastic.com/quizmaker/

Well that’s it for this month. See you next month.

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★お知らせ
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☆支部研究大会・学術講演会情報
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☆関東支部
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☆関東支部第123回(2009年度) 研究大会
期日: 2009年11月14日(土)
会場: 東北工業大学 八木山キャンパス
大会テーマ: 授業の連携の果す役割 ―仙台圏17大学をつなぐe-Learningから学ぶ(仮)
詳細は支部ウェブサイトをご覧ください。
http://www.kanto.j-let.org/modules/tinyd22/index.php?id=12

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☆中部支部
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☆2009年度秋季支部研究大会
日時: 2009年(平成21年) 11月29日(日) 10:00~18:30
場所: 三重大学教育学部附属中学校(三重県津市)
研究発表締切: 10月11日(日)正午
研究発表のお申し込み及び最新情報については、中部支部のウェブサイト
( http://let.lang.nagoya-u.ac.jp/ ) をご覧ください。

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☆九州・沖縄支部
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★2009年度秋季学術講演会(JACET九州・沖縄支部との共催)
日時: 2009年11月7日(土) 16:00~17:30
場所: 西南学院大学2号館403教室
講師: 小林美代子先生 (熊本大学大学院社会文化科学研究科教授)
演題: 「いま言語評価を考える」
参加費: 無料
詳細は支部ホームページ(http://www.j-let-ko.org/)をご覧ください。

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☆支部研究会情報
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☆中部支部
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★小学校英語教育研究部会 第51回例会
日時: 2009年10月11日(日) 10:00~12:00
会場: 名古屋学院大学名古屋キャンパス白鳥学舎606会議室
共催: 小学校英語教育学会愛知支部
内容: 「フィンランド・オランダの英語教育:小学校などの授業参観報告」
高橋美由紀(愛知教育大学)・柳 善和(名古屋学院大学)
研究会代表者: 高橋 美由紀 (愛知教育大学)
詳細は支部ウェブサイトでお知らせします。
http://let.lang.nagoya-u.ac.jp/

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☆関西支部
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★ 中高授業研究部会 2009年度10月例会
日時: 2009年10月10日 (土) 13:30 ~ 16:30
場所: 京都教育大学 CALL教室 (1号館 B棟4階)
資料があります。詳細は支部研究部会のページをご確認ください。
http://www.let-kansai.org/htdocs/index.php?action=pages_view_main&page_id=75

★ 英語の発音教育研究部会 第38回研究会
日時: 2009年10月12日 (祝) 13:00 ~ 17:00
場所: 西宮プレラホール会議室 (阪急西宮北口 南へ徒歩5分)
( http://www.nishi.or.jp/contents/00002606000400010.html )
詳細は支部研究部会のページをご確認ください。
http://www.let-kansai.org/htdocs/index.php?action=pages_view_main&page_id=77

★ 早期英語教育研究部会 2009年度第4回研究会
日時: 2009年11月15日 (日) 13:30 ~ 17:30
場所: 関西学院大学大阪梅田キャンパス K.G.ハブスクエア大阪10階1002
( http://www.kwansei.ac.jp/kg_hub/ )
詳細は支部研究部会のページをご確認ください。
http://www.let-kansai.org/htdocs/index.php?action=pages_view_main&page_id=78

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☆本部ホームページ更新情報
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★WorldCALL 2008報告書
WorldCALL 2008の報告書がLET本部事務局より公開されました。
概要やプログラムの報告などが掲載されています。ぜひご覧ください。
http://www.j-let.org/WC3/WC2008Report.pdf

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☆支部ホームページ更新情報
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☆九州・沖縄支部
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★支部研究プロジェクト募集
現行支部研究プロジェクト(期間:2008年4月~2009年3月)は今年度末を
持ちまして終了いたします。つきましては、2010年度からの支部研究
プロジェクトを募集いたします。申し込み締切は、2010年2月末日です。
詳細は支部ホームページ(http://www.j-let-ko.org/)をご覧ください。

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★編集後記
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自公政権が残した補正予算の一部執行停止や国の直轄ダム事業の一時
凍結が発表され、政権交代による変化が表面化してきました。また、地方
路線の削減が計画されている日本航空の国内151路線の約9割が、今年
4~7月の平均搭乗率で採算割れだったことが発表され、地方路線削減は
さらに増える模様です。地方にとっては死活問題で、「必要でないもの」
ではないというアピールがなされていますが、高い支持率を背景に、政治
主導の決定がなされていきそうです。日本の英語教育は、「必要なもの」
と査定されるでしょうか。高く評価されていると信じたいですが、これから
ますます実績が求められそうです。では、次号もよろしくお願いします。

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☆ご意見承りコーナーに、ぜひご投稿ください。
http://www.j-let.org/
→「LETメールマガジン」
→「メルマガご意見フォーム」

☆学会機関誌“Language Education and Technology” に対する
ご意見・ご要望も、「メルマガご意見フォーム」にお送りください。

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☆メルマガ・バックナンバーは、LETメールマガジン・アーカイブで
すべて閲覧できます。
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☆メルマガ退会・アドレス変更は、以下URLにてお願いいたします。
http://www.j-let.org/
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LETメルマガ委員
【関東支部】 下島 義容(拓殖大学) 若有 保彦(秋田大学)
【関西支部】 山本 勝巳(関西福祉大学) 佐々木 顕彦(関西学院中学部)
【中部支部】 高橋 美由紀(愛知教育大学) 伊藤 隆(名古屋学院大学)
【九州・沖縄支部】 竹野 茂(宮崎公立大学) 古村 由美子(九州大学)

編集責任者
【本部メールマガジン】 島谷 浩(熊本大学)

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