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LETメールマガジン No. 49 (2009年02月10日)

カテゴリー: LET Blog Archives
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インフルエンザが猛威をふるっているようですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
今月の支部企画は、中部支部に「中学高校英語教育研究部会」をご紹介いただ
いております。The Treasure Hunt Clubは、自由に利用できる画像の特集です。
お楽しみください。
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■第49号のもくじ■

★支部企画コーナー No. 16 中部支部

★The Treasure Hunt Club No. 43

★お知らせ
☆支部研究大会情報
・関西支部
・九州・沖縄支部

☆支部研究会情報
・中部支部
・関西支部

☆全国研究大会情報

☆日本e-Learning学会2009年国際シンポジウム

★編集後記


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★支部企画コーナー No. 16 中部支部
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☆支部長インタビュー
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中学高校英語教育研究部会の部会長である伊藤佳貴先生(大同工業大学大同
高等学校)に、中部支部長の柳がインタビューしました。

(1) 中学高校英語教育研究部会の趣旨などを教えて下さい。どういう分野を
扱っていて、対象としているのはどういう人たちでしょうか?

中学高校英語教育研究部会は、中等教育における英語教育の研究を行う
グループです。活動の内容は、授業の実践報告や英語教育の研究・開発に
ついて発表形式で行う研究発表会と、テーマを決めてディスカッションをする
討論会を中心に行っております。研究発表会とは言っても、研究大会での研究
発表とは若干異なり、参会者が、実際に授業の中身を体験したりすることが
出来るなど、ワークショップに近い形式になります。主なメンバーは、中学・高校
の英語教員や、将来教員を目指している大学院生の方々が中心になりますが、
英語教育に関心のある方であればどなたでも歓迎です。

(2) 設立のきっかけを教えて下さい?

中学や高校に勤務するLETメンバーの方々とは、研究大会でお会いするたびに、
「研究大会だけでは議論し尽くせない」、「これほど収穫の多い学会を年数回行う
だけとは実に惜しい」、「中高のメンバーで何か新しい取り組みをできないか」など
熱く語り合っておりました。こうしたやりとりが何年も続いていたわけですが、メン
バーそれぞれが校務などで追われる現実もあり、なかなか研究部会設立まで
には至りませんでした。しかしながら、そのようなやりとりを単なる時候の挨拶と
して終わらせてはいけないという思いから、2006年春に研究部会を設立するに
至りました。理想的には、研究部会での取り組みを通して、この中高部会から
新しい英語教育の流れを作っていきたいという思いがあるのですが、現実には、
何とか運営している状況です。

(3) 高校の現場にいらっしゃって、お忙しい中で研究部会を続けていけるこつは
何でしょうか?

確かに実際の運営を始めると、部会を開催するのには苦労しました。いや、今も
苦労しています(笑)。研究会に参加される先生方からも、職場では、分掌や学年
会、部活動といった仕事が時間的に大半を占め、英語指導のための時間を捻出
することが大変だとお聞きします。実際、研究会の前日に参加予定者から、急な
校務が入り参加できなくなったという連絡は頻繁にあります。しかし同時に、参加
される先生方からは、こういう状況だからこそ、英語教師としてこのような研究会
の存在が必要なのだと伺います。そして、参加される先生方に共通するのは、
「今抱えている指導上の問題を何とか解決できないか」「今の指導方法に何か
新しく手を加えることで改善できないか」など、それぞれの指導に懸命に取り組ま
れている方々だということです。このような先生方の積極的な参加に支えられる
ことで、何とか部会を維持できている状況です。

(4) 最近の例会の内容はどのようなものでしょうか?

「音読指導」、「ALTとのティームティーチング」、「シャドーイング」、「語彙習
得」 、「オールイングリッシュの授業」、「時事英語の教材と指導」、「海外語学
研修」など最近の研究発表テーマを挙げただけでも、その内容は多岐に渡りま
す。皆さんそれぞれに、他の英語教師がどのような授業を行っているかについ
ての興味、関心はあると思うのですが、実際にその先生の授業を見学しに行く
という機会は、なかなか得られませんよね。先ほども申し上げましたが、この
部会では、発表の中で解説される学習活動などを、生徒役になって実際に
体験することができます。実際に体験することで、その先生の授業風景を垣間
見ることができるばかりでなく、明日の自分の授業で活用可能であるかを試す
チャンスにもなります。発想は、スーパーの試食販売と同じですね(笑)。

(5) 今回の学習指導要領の改訂など、中学校や高等学校にも大きな影響が
あると思いますが、この研究部会はそれにどのような貢献ができるとお考えで
しょうか?

新学習指導要領では、中学・高校での英語指導について、内容や形式で様々な
変更がされておりますが、中高に共通する一つのキーワードとして、「発信型の
英語教育」を挙げることができます。今後の中高部会では、スピーチやディベート
など、発信型の英語指導に焦点をあてた研究を行う計画をしております。また、
本学会の特徴であるマルチメディア(電子メール、チャット、ブログ、スカイプ等)
を活用した指導方法についても、実践者を募りながら研究を進めていきます。

また、新学習指導要領では、高校での授業は「英語で行うのが基本」との強化策
が打ち出されましたが、中高部会では、以前より「オールイングリッシュの授業」
についての議論を重ねて参りました。今年はこれを発展させて、オールイングリッ
シュの授業実践者養成を目指したワーキンググループを結成し、研究活動を行う
ことを計画しております。

(6) これからの抱負などをお聞かせ下さい。

さきほどもお話ししましたが、中高部会では、「発信型の英語教育」「メディア活用
の英語指導」「オールイングリッシュの授業研究」などの具体的テーマを掲げ、
これから研究活動を行っていく所存であります。また、これらの活動を通して得ら
れた指導案や教材などのリソースについては、ウエブサイト上で共有できるよう、
システム作りにも取り組んでいきたいと考えております。

これからも、どうぞ宜しくお願い致します。

報告者: 柳 善和 (名古屋学院大学)

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★ The Treasure Hunt Club
No. 43 Web Images
Marcel Van Amelsvoort
(Kanagawa Prefectural College of Foreign Studies)
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Hello everyone. Many of you probably remember the early days of the web when
pages consisted largely of static text content. Text was fast to load and
easy to create. Images, on the other hand, were heavy and slow. But so much
has changed in the last ten years. Images (and video) are everywhere now.
They can be saved, stored and used easily by anyone. And that has become a
problem. You see, taking an image from the web and posting it in your blog
is illegal if it is not your image. So what can you do if you want to add
pictures to your web page or blog post? Well, you can take lots of digital
images yourself and keep them on your computer for use when you need. And
you can go to a photo site like Flickr.com and after you find an image you
like, write to the owner and ask for permission. Recently however, a number
of web sites hosting photos and images that are free to use (usually under a
Creative Commons license) have appeared, which can make accessing images
faster and easier (and more legal!). They are great places to find good,
usable content for teachers or students. I have these sites linked to my
class blogs so students know where to go to find images, instead of trawling
the web for images they don't have the right to use. For the purpose of
comparing these services, I did a search for "Yokohama" at each one. As
you can see, the results varied quite a bit.

The first website is actually a search engine for free use Flickr photos by
Dan Coulter. Photos are displayed with information about their license for
use. A recent search on Yokohama resulted in more than 35,000 images, though
many did not seem to have a clear connection to Yokohama. To use the image,
you just copy and embed the code into your website or blog. The image and
information about the author and license then appear.
http://johnjohnston.name/flickrCC/

Another site where you can search for Flickr images is Behold. The search
engine is good, but users have to then go to the Flickr page and get the
relevant information to post along with any images used. My search for
Yokohama images brought up only 53 images, but they were all very nice and
artistic. http://www.behold.cc/

FreeFoto is a site that allows you to search by category. To use the images,
you have to provide attribution (who took the image) and a link back to the
FreeFoto site. I didn't find any images of Yokohama when I did a search.
This photo bank seems to specialize more in Europe and the US and business
images. http://www.freefoto.com/index.jsp

And the last site is called Morguefile. My search for Yokohama images here
brought back 178 images. For some images, you don't have to provide any
attribution and you are free to use the image as you like. For some other
images, you have to write the name of the photographer when you use the
image and there are restrictions on how you can use it.
http://www.morguefile.com/

Well, that's all for this month. Happy photo hunting and see you next month.

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★お知らせ
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☆支部研究大会情報
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☆関西支部
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☆2009年度春季研究大会
2009年度春季研究大会が5月16日に京都外国語大学で行われることが
決まりました。現在、LET関西支部では、大会開催の準備を進めておりま
す。詳細は随時HPにアップしてまいります。ご期待ください。

日程: 2009年5月16日 (土)
場所: 京都外国語大学
内容:
【ワークショップ】
東淳一 (流通科学大学) 「デジカメの動画機能とWindowsムービー
メーカーを使った動画教材作成法」
静哲人 (関西大学) 「英語授業の心技体」
山本玲子 (京都教育大学附属京都中学校) 「小学校英語活動の
実践で大切にしたいこと」
【講演】
白井恭弘 (ピッツバーグ大学) 「外国語学習の科学:SLA研究の
メディア教育への示唆」

☆2009年度春季研究大会発表募集

LET関西支部では、2009年春季研究大会の研究発表募集を行います。
締め切りは2009年2月22日 (日) となっております。みなさま、ふるって
ご応募ください。なお、この件について詳しくは支部サイトをご覧ください。
http://www.let-kansai.org/htdocs/

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☆九州・沖縄支部
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☆2009年度LET第39回九州・沖縄支部研究大会
日時:2009年(平成21年) 6月6日(土) 9:30~17:20
場所:長崎県立大学シーボルト校 中央棟
〒851-2195 長崎県西彼杵郡長与町まなび野1-1-1
(095)813-5500 (代表)
大会テーマ: 「インターネットリソースの新しい活用法による外国語教育」
1.特別講演: 中野美知子 (早稲田大学)
2.シンポジウムテーマ:大会テーマと同じ
コーディネータ・パネリスト: 鈴木千鶴子 (長崎純心大学)
パネリスト: 上村俊彦 (長崎県立大学)
Joel Hensley (長崎県立大学)
長崎地区の中学校または高校の先生 (交渉中)

研究発表申込: 3月19日までにLET九州・沖縄支部事務局
(secretariat@j-let-ko.org)に発表題目、発表者(所属)、発表概要
(800字程度)を添えて申し込んでください。

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☆支部研究会情報
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☆中部支部
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★小学校英語教育研究部会第47回例会
日時: 2009年2月14日(土) 10:00~12:00
会場: 名古屋学院大学名古屋キャンパス白鳥学舎606会議室
内容:
[1] 「電子黒板を使った『英語ノート』(6年生)の指導」
高橋 美由紀 (愛知教育大学)
[2] 「文献を読もう」 柳 善和 (名古屋学院大学)
テキスト:Pinter(2006) Teaching Young Language Learners. Oxford
University Press. Chapter 6 Teaching Reading and Writing より
Teaching writing のセクション(当日会場で資料をお渡しいたします)

研究会代表者: 高橋 美由紀 (愛知教育大学)
詳細は支部ウェブサイトをご覧下さい。
http://let.intl.chubu.ac.jp/

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☆関西支部
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★第12回卒論・修論研究発表セミナー

第12回卒論・修論研究発表セミナー(関西英語教育学会主催、LET関西
支部共催)が2月14日(土)に関西大学千里山キャンパスで行われます。

学部生、院生による研究発表のほか、森住衛先生(桜美林大学大学院
教授)によるご講演も予定されております。ぜひご参加ください。
この件について、詳しくは支部サイトをご覧ください。
http://www.let-kansai.org/htdocs/

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☆全国研究大会情報
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☆2009年度LET全国研究大会
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*****申し込み締切迫る*****

第49回外国語教育メディア学会全国研究大会実行委員会では、発表を
募集中です。奮ってご参加ください。申し込みはWeb上でのみ受け付けて
います。http://www.let-kansai.org/2009/の「発表申込」ボタンから手続き
を進めてください。

発表申し込み締切: 2009年2月15日 (日) 23:59まで
(なお、共同研究者を含む全ての発表者は申し込み時に本学会員である
必要があります。また、発表はいずれも未発表のものに限ります。)

申し込みにあたっては以下の情報が必要です。事前にご確認ください。
(1) 氏名・所属機関・所属支部・住所・電話番号・電子メールアドレス
(氏名及び所属は日英両語が必要です)
(2) 発表部門(研究発表・実践報告・ポスターセッション・公募シンポジ
ウムから選択)
(3) 使用希望機器(使用したいものがあれば、プロジェクタ・OHC・VHS・
オーディオカセット・DVD・CDから選択[複数希望可])
(4) 発表タイトル(日英両語が必要です)
(5) 審査用レジュメ: テンプレートを利用して、審査用レジュメをWord形式
のファイル (.doc)で提出いただきます。字数制限あり。日英両語での発表
キーワードが3つ必要です。
(6) 実践報告に応募される方のみ: 報告される「実践のタイプ」を、CALL
システムを 利用したもの(CALL、キャンパス内LANなど)・LLシステムを
利用したもの(LL教室、LL自習室など)・インターネット・コンピュータを利用
したもの・e-learning・その他の5つから選択。入力上の詳細な注意点に
ついては http://www.let-kansai.org/2009/ をご確認ください。

< 今後のスケジュール予定 >
審査結果の連絡: 2009年3月31日(火)まで
大会発表要項用の原稿提出: 2009年5月10日(日)23:59まで
2009年度までの会費納入(発表条件です): 2009年5月29日(金)まで

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☆関連学会情報
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LETが名義後援いたしております「日本e-Learning学会2009年国際
シンポジウム」についてご案内いたします。

★日本e-Learning学会2009年国際シンポジウム
テーマ: 『CMS特集とe-Learning活用(Ⅱ)』
日程:2009年3月12日(木)~13日(金)
会場:法政大学 市ヶ谷キャンパス(外濠校舎)
東京都千代田区富士見2丁目17番地1号
発表論文・事前参加申込受付:
http://hwm7.gyao.ne.jp/jela-npo/ のLatest News を
ご参照下さい。

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★編集後記
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入試シーズンとなり、お忙しい毎日をお過ごしのことと思います。
仕事に追われる日常の中、研究・研修の時間を確保することが
大変になってきていますが、本号で紹介された「中学高校英語
教育研究部会」の活動内容は大きなヒントになるのではないか
と思います。では、次号もどうぞよろしくお願いいたします。
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☆ご意見承りコーナーに、ぜひご投稿ください。
http://www.j-let.org/
→「LETメールマガジン」
→「メルマガご意見フォーム」

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☆メルマガ退会・アドレス変更は、以下URLにてお願いいたします。
http://www.j-let.org/
→「LETメールマガジン」
→「ご案内」

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LETメルマガ委員
【関東支部】 下島 義容(拓殖大学) 若有 保彦(秋田大学)
【関西支部】 山本 勝巳(関西福祉大学) 佐々木 顕彦(関西学院中学部)
【中部支部】 高橋 美由紀(愛知教育大学) 伊藤 隆(名古屋学院大学)
【九州・沖縄支部】 竹野 茂(宮崎公立大学) 長嶺 寿宣(熊本県立大学)

編集責任者
【本部メールマガジン】 島谷 浩(熊本大学)
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