森田 彰(早稲田大学)
世界的には終息の兆しが見えたかに思えますが、新型コロナウィルス感染症の災禍に遭われた全世界の人々に、改めてお見舞いを申し上げます。また、過酷な国際情勢の中、苦境に直面する多くの方々にも心よりの共感と連帯の意を表したく思います。さらに、刻々と変化する状況の中、教育・研究に邁進されている会員の皆さんにも敬意を表したいと思います。
さて、2022年度の全国研究大会 LET 61 もオンラインでの開催となりました。しかしながら、今大会では、前回 LET 60 での貴重な経験を踏まえ、ホスト支部の関西支部、そして全国研究大会実行委員会の皆さんが、conference としての在り方をさらに進化させ、より LET らしい充実した研究大会となるよう、工夫を重ねてくださいました。誠に有難いことです。
大会テーマである「外国語教育の周辺技術と今後の可能性」は、こうした時期にまさに適切なものである、と言えるでしょう。コロナ禍の中やポスト・コロナの教育・学習環境におけるそれだけでなく、これまで LET が研究を続けてきた外国語教育の周辺技術の現在についても、ここで知見を共有することは、極めて重要なことです。
関西支部の皆さん、そして LET 61 実行員会、さらには各支部事務局、各種委員会の皆さんを始めとして、全国研究大会実施に関してご尽力くださったすべての皆さんに改めて感謝いたします。また、様々な面で学会活動を支えてくださっている賛助会員の皆さんにも御礼申し上げます。
毎回のお願いになりますが、研究大会の成功は、会員の皆さんの積極的な大会への参加があって初めて得られるものです。今年も、多くの皆さんと大会でお会いできますよう!
On behalf of all the LET members, I am pleased to inform you that we are going to hold the 61st Annual Conference, which is to be held online due to the continued difficult circumstances caused by COVID-19. Additionally, I would like to extend my deepest thanks to the Annual Conference Steering Committee members for their conscientious and relentless efforts, without which it would not have been possible for the conference to be held. I would also like to invite to the conference as many teachers, students, researchers, and staff as possible, as well as all who are interested in foreign language education and the current technological developments of educational devices and systems. In any case, let us enjoy the conference and share information and views regarding various aspects of language education and technology!