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メールマガジン・アーカイブ

■□■2006年9月10日配信□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

LETメールマガジン 第21号

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夜風にのって聞こえてくる虫の音に、秋の気配を感じるころとなりました。みなさま、いかがお過ごしでしょうか?LETメールマガジン第21号をお届けします。今月から、賛助会員のみなさまからいただいた情報もお知らせコーナーに掲載させていただくことになりました。どうぞ、ご活用ください。
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■第21号のもくじ■
★リレートーク No. 21 山田 恒夫(関東支部)
★The Treasure Hunt Club No. 20
★おしらせ:
 ☆関東支部第117回(2006年度秋季)支部研究大会
☆中部支部第68回(2006年度秋季)支部研究大会発表募集
 ☆関東支部特別講習会
 ☆デイリー・ヨミウリ / マグロウヒル・エデュケーション共催「英語教育セミナー」
 ☆号外8月16日号誤植のお詫び
★支部ホームページ更新情報
 ☆関西支部
 ☆関東支部
★編集後記

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★リレートーク No.21 山田 恒夫(関東支部)
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メディア教育開発センターの山田恒夫です。杉浦先生のリレートークを拝読させていただいて、10年間心の奥底に抑圧していた記憶が鮮やかによみがえりました。確かにウエストポイントでもマノアでも、かの地の先生方を前に拙い英語でCALLに関する研究発表をしたとき、先生もいらっしゃったのでした。たしか、パワーポイントを効果的に使った発表に感銘を受けた、話が英語になっていなくても聴衆は理解できる(パワーポイントは”language proficiency aid”だったのですね)という、心優しい先生の慰めを深い悔恨とともに思いおこします。

この夏、とある学会でオタワに行きました。英仏語のバイリンガル国家であるカナダや多言語多文化共生をめざすEUを旅すると、日本における第2言語教育、外国語教育についていろいろ考えさせられます。小生自身CALLの研究開発に参加する者として、日本人の英語学習はどうしてこんなに時間がかかるのか、目標の設定と方法がまちがっているのではないか、CALLの効果的利用で劇的な改善は果たせられないか、などとそれなりに考えるところです。

杉浦先生からいただいたお題目、「仕組みを知ることの重要性」についてですが、まず研究者として、CALLコンテンツ制作者として、英語学習の仕組みを解明し、授業や学習ソフトの内容がすべて意味のあることなのか、精査することが必要と思います。説明責任はここでも求められるわけで、科学的根拠(学習のメカニズム)を示せなければせめて効果測定を行う必要があると思います。

学習者にとって「仕組みを知る」ことが学習の助けになるかということでは議論の分かれるところだと思います。杉浦先生は、どのように学習すべきかといった、メタ認知や学習方略のようなお話をなさっているので、これはその通りだと思います。その一方で、英語に関する知識をもつことと、それが使えるということは別という考え方もあり、こうした相違は対象、文脈、状況によるのだと思います。これも10年以上も前に、フロリダ州のある音声学の研究室で共同研究をしたときの話です。そこでは、音声知覚実験の被験者に対し、ターゲットの音韻特徴を事前に詳しく説明されていました。心理学の分野では、これは実験操作の一部であって、あまりしないように思います。言葉で説明すれば「知識」は伝わるという信念は、アカデミックな文化によっても大分ちがうと感じたことがあります。

さていずれにせよ、現場では英語学習メカニズムの全容の科学的解明を待っておれません。今日の学習者への対応を考えなくてはならないからです。また、学習者中心の教育観の普及で、今後学習者ごとの対応を変えていかなくてはならないかもしれません。そこで、いつでも改良・カスタマイズができるようなコンテンツ設計の枠組みが必要と思います。もう紙幅がつきていますが、ここオタワの国際会議も、学習コンテンツ(特に、学習オブジェクト)の共有再利用に関するものでした。

さて、次回のリレーですが、山内豊先生にお願いいたします。先生はリスニングに関して多面的に実証研究を行ってこられ、その成果を小学校英語の教材開発等に利用されています。

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★The Treasure Hunt Club  No. 20 Back to School
Marcel Van Amelsvoort
(Kanagawa Prefectural College of Foreign Studies)
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Hello everyone. Well, it’s September and in North America students just began the new school year. As I promised last month, in this month’s column I plan to give you some ideas to help you go back to school too. I have three sets of web sites and hopefully you’ll find something that matches your burning desire to learn.

Recently, many large universities have placed entire courses on the web, and often they are accessible for free. Of course you don’t get access to the instructor, but if you are interested in seeing just what kind of experience taking a course at an American university is like, it is worth checking out. It is also a very valuable resource for any teachers who have students aiming at studying abroad at the university level in the near future. The first of these is The Bloomberg School in conjunction with MIT at http://ocw.mit.edu/index.html. Berkeley course lectures for many courses are also available online via podcasts. You can find them at http://webcast.berkeley.edu/courses/.

Next are some language courses. The Foreign Service Institute (FSI) was at the forefront of language teaching for many years. Their courses in more than ten languages are now available for free on the web (text and audio files). They’re not fancy but they’re available for free at http://fsi-language-courses.com/. So if you’ve ever thought of trying a new language, here’s your chance. Swedish anyone?

And finally, perhaps the thought of a university course or starting to study a third or fourth language is too intimidating. How about something more specific? How about learning to tie a double Windsor necktie knot? Or make origami stars? You can find short instructional videos online at ViewDo, at http://www.viewdo.com/. They have thousands of short instructional videos available. Listen, watch and learn.

And see you next month.

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★おしらせ
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☆ 関東支部第117回(2006年度秋季)支部研究大会
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関東支部では、第117回研究大会を下記の日程で行います。所属支部に関わらず、LET会員はどなたでも無料で参加できます。どうぞ、お誘いあわせの上、ご参加ください。

大会テーマ 「小学校からの英語教育―メディアを活用した授業―」
期日:2006年10月28日(土曜日)
会場:清泉女学院短期大学(〒381-0085 長野県長野市上野2-120-8)
プログラム案等詳細情報:http://www.kanto.j-let.org/modules/tinyd22/

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☆ 中部支部第68回(2006年度秋季)支部研究大会発表募集
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LET中部支部では、以下の要領で行われる2006年度秋季支部研究大会の発表者を募集いたします。どうぞふるってご応募下さい。
日時:2006年12月2日(土)10:00?17:00
会場:立命館大学びわこ・くさつキャンパス(〒525-8577滋賀県草津市野路東1丁目1-1)
[JR東海道線南草津駅から近江鉄道バスで「立命館大学行き」または「立命館大学経由飛島グリーンヒル行き」にて約8分「立命館大学」下車]

発表をご希望の方は、中部支部事務局宛て(LET-chubu@lc.chubu.ac.jp)に下記の内容をメールでご連絡下さい(発表者は全員がLETの会員である必要があります)。なお、締切は10月2日(月)(必着)です。

(1)発表者氏名(団体発表の場合には全員の名前と代表者)
(2)発表題目
(3)発表概要(日本語400字または英文100?150語程度)
(4)発表代表者住所、電話番号、メールアドレス

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☆ 関東支部特別研修会
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関東支部では、2006年度第3回目の特別研修会を下記の日程で行います。会員・非会員に関わらず、どなたでもご参加いただけます。お誘いあわせの上、ぜひご参加ください。

日時;2006年9月16日(土)午後2:00?3:15
場所:拓殖大学(文京キャンパス)国際教育会館3階301教室
講師:西端 則夫(中央大学教授)
講演テーマ:「国際協力の第一線で考えたこと」
詳細情報:http://www.kanto.j-let.org/modules/tinyd3/

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☆デイリー・ヨミウリ / マグロウヒル・エデュケーション共催「英語教育セミナー」
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LET賛助会員マグロウヒル・エデュケーションより、デイリー・ヨミウリとの共催セミナーのご連絡をいただきました。参加ご希望の方は、「参加希望会場、お名前、学校名、招待状受け取り住所(自宅か勤務先かを明記)、電話番号(確実に連絡可能な番号)」を明記の上、メールにてmhejpn@mcgraw-hill.co.jpまでご連絡ください。

日時:2006年10月28日(土)大阪   1:00 ? 4:00
   2006年10月29日(日)東京 1:00 ? 4:00
場所:大阪―読売新聞大阪本社 地下1階 ギャラリーヨミウリ
   東京―読売新聞東京本社 9階   大会議室
内容:「リーディング・ストラテジーの指導:深い読みへのいざない」城 祐司(筑波大学)
「大学におけるカリキュラム改革:その現状と未来」鳥飼 慎一郎(立教大学)
対象:大学、短大、専門学校、高校の教員および英語教育に携わっている方
参加費:無料 (先着順・要予約)
問い合わせ:03-5298-7221

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☆号外8月16日号 誤植のお詫び
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メルマガ号外にて第4回AsiaTEFL福岡大会の情報をお伝えいたしましたが、植村研一博士による基調講演の概要に以下の誤りがございました。訂正し、深くお詫び申し上げます。
「問題立脚型事故学習」――>「問題立脚型自己学習」

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★支部ホームページ情報
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8?9月の支部ホームページ更新情報をお届けします。

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☆関西支部
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基礎理論研究部会:
第16回(第5次25回)研究例会
9月24日(日) 関西学院大学エクステンションセンター梅田ハブスクウェア
http://www.let-kansai.org/bukai-kiso.html

英語の発音教育研究部会:
第23回研究会 10月14日(土) 西宮プレラホール会議室
第24回研究会 11月5日(日) 西宮プレラホール会議室
第25回研究会 12月2日(土) 西宮プレラホール会議室
http://www.let-kansai.org/bukai-hatsu.html

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☆関東支部
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コンピュータ部会講習会:「XOOPSを使った授業運営」
【日時】平成18年9月23日(土・祝)午後2時?4時
【場所】首都大学東京南大沢キャンパス(京王相模原線南大沢駅徒歩3分)
    6号館4F403CALL教室
【講師】淡路 佳昌(東京学芸大学付属世田谷中学)
【参加方法】部会責任者・神田(kanda@ict-learn.net)までご連絡ください。
詳細:http://www.kanto.j-let.org/modules/tinyd10/index.php?id=6

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★編集後記
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メルマガは、ここ数号、リレートーク・Treasure Hunt・お知らせ・支部HP更新情報のコーナーだけとなっています。よりお役に立つような内容にできるよう、新コーナーの準備も少しずつ進めておりますが、賛助会員各社のご協力をお願いし、まずは「お知らせ情報」の充実を目指すことになりました。また、みなさまのご意見をよりいただきやすくできるよう、LET本部HPのメルマガコーナーにご意見承りコーナーを設けました。アドレスは以下となります。メルマガへのご意見・ご要望等、ぜひ、お寄せください。
http://www.j-let.org/modules/tinyd0/index.php?id=23

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☆メルマガ退会・アドレス変更は、以下URLにてお願いいたします。
http://www.j-let.org
→"Contents in Japanese"
→「全国版メールマガジンINFO-MAG」(ご案内)

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編集担当者
【九州・沖縄支部】竹野茂(宮崎公立大学)柏木哲也(北九州市立大学)
【関西支部】名部井敏代(関西大学)佐々木顕彦(関西学院中学部)
【中部支部】高橋美由紀(兵庫教育大学)伊藤隆(名古屋学院大学)
【関東支部】保崎則雄(早稲田大学) Marcel Van Amelsvoort(神奈川県立外語短期大学)
【本部広報担当】前田道代(神奈川県立外語短期大学)


 


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