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LET第58回全国研究大会
大会実行委員長 杉森 直樹(立命館大学)
大会委員長・関西支部長 菅井 康祐(近畿大学)
外国語教育メディア学会(LET)第58回全国研究大会の実行委員会を代表いたしまして皆様にご挨拶申し上げます。
今年度は関西支部担当で全国大会を開催させて頂きますが、会場は大阪府の北部に位置し、大阪市の中心部や新大阪駅、伊丹空港からの交通の便もよい千里中央にある千里ライフサイエンスセンターとなります。この施設は、3年前に関西支部が全国大会を担当した際の会場としてすでにご存知の方も多いかと思いますが、一つのビルの中に会場がコンパクトにまとまっており、移動距離も短いという点で利便性が高く、周辺には各種店舗も充実しているなどの利点を考慮し、再度この会場で大会を開催することといたしました。前回と同様に多くの皆様にご参加頂けることを願っております。
今年度の大会では、「外国語教育における4技能評価の再考」というテーマで、講演、シンポジウム、パネルディスカッションを企画いたしました。また、研究発表やシンポジウム、展示等には多くの会員の皆様から申込を頂きまして有難うございました。皆様もご存じのように、現在、日本の外国語教育には大規模な変革が起きつつあり、その当事者である語学教員もそれへの対応を余儀なくされています。特に、英語の4技能試験の導入という大学入試改革の影響は様々な方面に及んでおり、世間の関心も高まっていることもあって様々な場で議論の的となっています。そのような状況の中で、外国語教育に携わる本学会としても、4技能の指導や評価という問題に関して、現状や課題を正しく把握するとともに、その意義や問題点を多角的に議論することを通じて、今後の英語教育変革の流れが正しい方向に向かうよう、学会としてのメッセージを発信していくことが重要であると考えられます。今回の大会ではこのテーマを中心として多くの成果が得られるような大会になればと思います。
最後になりましたが、今回の大会の開催には多くの方々からご支援、ご協力を頂きましたことに心より御礼申し上げます。至らぬ点もあるかとは思いますが,関西支部としてはできる限りの準備を行ってまいりましたので、ご理解を頂ければ幸いです。暑い時期での開催となりますが、今年度の大会が皆様にとって充実した大会になることを願っております。どうぞ宜しくお願いいたします。