トピック2:自動採点

自然言語処理技術の発展に伴い,これらの技術を応用した語学学習支援システムが昨今導入されている。その中で学習者のライティングやスピーキングなどのパフォーマンス能力をコンピュータが評価する自動採点システムには多くの注目が集まっている(石井・近藤,2020)。
本発表では,自動採点システムを導入した教育現場の教員,学習者の反応に関する報告をまとめ,それらについて議論する。また自動採点は,英語教育において新たな教育方法の導入でありながらも十分な議論が行われずに導入されていることを指摘し,自動採点の導入において今後必要な検証を提案する。

石井 雄隆(千葉大学・理化学研究所)

【プロフィール】

千葉大学教育学部・大学院教育学研究科准教授、理化学研究所革新知能統合研究センター客員研究員。博士(教育学)。千葉大学では英語教員養成科目を中心に担当しており,研究はライティングの指導と評価,英語教育における効果的なICT活用を中心に行っている.

近藤 悠介(早稲田大学)

【プロフィール】

早稲田大学准教授。博士(教育学)。最近の興味は自動採点。趣味は少年サッカーの審判。オンライン学会に慣れるのに2年ぐらいかかりました。

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